<〜全英への道〜 ミズノオープン 初日◇28日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(7,415ヤード・パー72)>
 「全然いいプレーした気がせえへんわ」。この日6アンダーの好スコアで回った谷口徹もボヤくしかなかった。あきれたのは自分のプレーにじゃない。同組で回ったマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が9バーディ・ノーボギーの“63”で、9アンダー単独首位。自身の4連続バーディ締めもかすませる開幕戦チャンピオンの爆発に脱帽だ。
遼君もアメリカでやっていた?キャップに器具を取り付けて練習
 INから出たヘンドリーは前半を3アンダーで折り返すと後半にスパート。6つのバーディをOUTコースに集めてハーフ“30”で締めくくった。「ドライバーはあまり良くなくて、セカンドショットもまずまず」。爆発の要因はグリーン上。その秘密はパターにある。
 実は昨日の練習ラウンド終了後に、シルバーだったパターの色をメーカー担当者に注文してブラックに変更した。モデルはスコッティキャメロンのニューポート2 MIDのままだが、その効果は絶大。ラウンドでの使用はこの日が初めてだったものの、パット数はわずかに“22”。「ブラックに変えたことで色がハッキリして、ラインに対してフェースを合わせやすくなったんだ。タニグチサンには今日初めて使ったって言ったら笑われたよ」。視覚効果を利用した一工夫が見事にハマった。
 そんなヘンドリーは、最近ショットの練習にも工夫をこらしている。練習を始める前に、30センチほどの細い棒が先についた2つのクリップをキャップのつばに装着。棒は目線に合うようにセットし、そのまま視線の先の棒が動かないようにショットを打つというものだ。その効果は?
 「ショットを打つときに頭が動かないようになるんだ。そうすることによってボールに上手くコンタクトできる」。現在米国PGAツアーに参戦している石川遼も同様の器具をキャップにつけてアメリカで注目を集めたが、現在国内ツアーでパーオン率8位を誇る正確なアイアンショットはこうした練習によって培われている。
 ちなみにその練習器具は市販のクリップに棒をつけただけのコーチお手製。「販売したら売れるかな?(笑)」。見た目はちょっとだけヘンだけど…アマチュアの皆さんにもコレ、おススメです。
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