電通は4日、04年のマスコミ4媒体(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ)の広告量調査をまとめた。景気回復基調を受け、雑誌以外の3媒体が前年より増加した。中でもテレビは番組広告が前年比2.6%増、スポット広告は同2.7%増となり、好調さが目立った。出稿元の業種別では、「家電・AV機器」などが増えた。

 テレビの広告量は、番組とスポットともに年間を通じて順調に増加、特にアテネ五輪期間中の好調さが目立った。業種別では、保険分野が活況の「金融・保険」が、番組は前年比22.6%増、スポットが同23.1%増でともに大きく伸びた。また、IHクッキングヒーターや液晶テレビ、DVDレコーダーが伸張する「家電・AV」は、スポットで同40.6%増えた。

 新聞の広告量では、アテネ五輪や参院選があった7−9月は前年同期比で2.3%増、前年比で1.2%増と、4年ぶりに増加に転じた。新聞グループ別では、全国紙をはじめ、ブロック紙や地方紙が増加した一方、スポーツ紙が前年割れとなった。業種別では通信販売や大型量販店が活発に出稿した「流通・小売業」が大きく伸びた。

 ラジオの広告量は、公共広告機構やJARO(日本広告審査機構)など「官公庁・団体」が同12.7%の伸びを示したが、全体では同0.4%にとどまった。雑誌は4年連続の減少で同2.9%減だった。【了】