格安SIMで使うならSIMフリースマホでなく、ドコモの白ロムを選ぶ本当の理由
最近、家電量販店に足を運ぶとSIMフリースマホ販売スペースがどんどん拡大している。
海外のSIMフリースマホだけなく、日本のメーカーも、シャープや富士通、京セラ、ソニーといった実績のあるメーカーまでSIMフリースマホをリリースしており、しっかり人気も得ている。これに格安スマホの火付け役である海外メーカー製 ZTEやファーウェイ、ASUSというアジアのメーカーや、AppleやGoogleもSIMフリースマホを投入している。
今や「SIMフリースマホ戦国時代」と言っても過言ではない。
しかし、世間ではSIMフリースマホが盛り上がっている中、筆者は格安SIMを入れるために、あえて「白ロムスマホ」
を購入した。
今回購入したのは、ネット通販にて、ドコモの「Xperia Z3 Compact SO-02G」を約3万5000円で購入したのだ。
どうして、SIMフリースマホではなく、ドコモの白ロムなのか、それにはいくつかの理由がある。
●格安SIMにドコモの白ロムを選択した5つの理由
今回、ドコモの白ロムを選択した理由がコレだ。
・契約している格安SIMがドコモ回線を使っているためSIMフリースマホの必要なし
実は、格安SIMを入れるのにわざわざSIMフリースマホを選択する必要は無い。
ドコモ回線を使っている格安SIMであれば、ドコモのスマホで通信設定のみ行うことで通信できるからだ。
・ワンセグ、おサイフケータイ、防水と機能が充実している
2015年5月現在、SIMフリースマホでは、ワンセグ、おサイフケータイ、防水の3つが揃っているモデルは存在しない。
ドコモの白ロムであれば、こうした機能が利用可能だ。さらに、今回購入した「Xperia Z3 Compact SO-02G」は高音質通話「VoLTE(ボルテ)」にも対応しているため、さらに機能が充実しているのだ。
・緊急地震速報に対応している
実は、格安SIMであっても、スマホ側が対応していれば緊急地震速報を受け取ることができる。
しかし、SIMフリースマホはどれが緊急地震速報に対応しているのか非常にわかりにくい。
地震の多い日本だからこそ、確実に緊急地震速報に対応しているキャリアスマホを選択したのだ。
・高機能なのに割安
今回購入した「Xperia Z3 Compact SO-02G」は、昨年の冬モデル。
防水かつカメラも2000万画素を搭載しているのに、3万5000円で購入できる。
対して高機能なSIMフリースマホだと、5万円以上するものも多い。
同じ高機能なら、1万5000円も安い白ロムを購入したほうがお得と判断したのだ。
・ドコモのネットワークに最適化されている
一部のSIMフリースマホでは、郊外で通信しにくいモデルなどが存在する。
しかし、ドコモの白ロムであればそのような心配はまったく不要だ。
ワンセグもおサイフケータイもスマホさえ対応していれば格安SIMでも使える
以上のことより、今回筆者が選択したのは「Xperia Z3 Compact SO-02G」だったのだ。
しかし、「白ロム」ならではの注意点もあることを忘れてはいけない。
●ソフトウェア更新やテザリングで難儀も
「白ロムスマホ」というのは、今現在一般的に「中古のスマホ」のことを指す。
つまり、それに伴うデメリットやリスクも忘れてはいけない。
・ソフトウェア更新が面倒 … ドコモのスマホはiPhoneを除いてソフトウェア更新にドコモ契約のSIMが必要
・テザリングできない … これも同様に、iPhone以外のドコモスマホでテザリングするにはspモードに契約したSIMが必要となる
・補償サービスを契約できない … 万が一「破損」や「水没」、「紛失」してしまった場合は自分で対応する必要がある
このように、「白ロム」ならではの注意点が存在するのも事実として知っておこう。
だが今回の筆者は、デメリットやリスクよりも、メリットの方が大きいと判断して白ロム購入に踏み切った。
今後、通常の実用として格安SIMを入れて使うスマホを購入するのであれば、設定も、機能も、扱いもわかりやすくて安心感のある「白ロムスマホ」は、選択肢となっていくことだろう。
布施 繁樹
海外のSIMフリースマホだけなく、日本のメーカーも、シャープや富士通、京セラ、ソニーといった実績のあるメーカーまでSIMフリースマホをリリースしており、しっかり人気も得ている。これに格安スマホの火付け役である海外メーカー製 ZTEやファーウェイ、ASUSというアジアのメーカーや、AppleやGoogleもSIMフリースマホを投入している。
今や「SIMフリースマホ戦国時代」と言っても過言ではない。
しかし、世間ではSIMフリースマホが盛り上がっている中、筆者は格安SIMを入れるために、あえて「白ロムスマホ」
を購入した。
今回購入したのは、ネット通販にて、ドコモの「Xperia Z3 Compact SO-02G」を約3万5000円で購入したのだ。
どうして、SIMフリースマホではなく、ドコモの白ロムなのか、それにはいくつかの理由がある。
●格安SIMにドコモの白ロムを選択した5つの理由
今回、ドコモの白ロムを選択した理由がコレだ。
・契約している格安SIMがドコモ回線を使っているためSIMフリースマホの必要なし
実は、格安SIMを入れるのにわざわざSIMフリースマホを選択する必要は無い。
ドコモ回線を使っている格安SIMであれば、ドコモのスマホで通信設定のみ行うことで通信できるからだ。
・ワンセグ、おサイフケータイ、防水と機能が充実している
2015年5月現在、SIMフリースマホでは、ワンセグ、おサイフケータイ、防水の3つが揃っているモデルは存在しない。
ドコモの白ロムであれば、こうした機能が利用可能だ。さらに、今回購入した「Xperia Z3 Compact SO-02G」は高音質通話「VoLTE(ボルテ)」にも対応しているため、さらに機能が充実しているのだ。
・緊急地震速報に対応している
実は、格安SIMであっても、スマホ側が対応していれば緊急地震速報を受け取ることができる。
しかし、SIMフリースマホはどれが緊急地震速報に対応しているのか非常にわかりにくい。
地震の多い日本だからこそ、確実に緊急地震速報に対応しているキャリアスマホを選択したのだ。
・高機能なのに割安
今回購入した「Xperia Z3 Compact SO-02G」は、昨年の冬モデル。
防水かつカメラも2000万画素を搭載しているのに、3万5000円で購入できる。
対して高機能なSIMフリースマホだと、5万円以上するものも多い。
同じ高機能なら、1万5000円も安い白ロムを購入したほうがお得と判断したのだ。
・ドコモのネットワークに最適化されている
一部のSIMフリースマホでは、郊外で通信しにくいモデルなどが存在する。
しかし、ドコモの白ロムであればそのような心配はまったく不要だ。
ワンセグもおサイフケータイもスマホさえ対応していれば格安SIMでも使える
以上のことより、今回筆者が選択したのは「Xperia Z3 Compact SO-02G」だったのだ。
しかし、「白ロム」ならではの注意点もあることを忘れてはいけない。
●ソフトウェア更新やテザリングで難儀も
「白ロムスマホ」というのは、今現在一般的に「中古のスマホ」のことを指す。
つまり、それに伴うデメリットやリスクも忘れてはいけない。
・ソフトウェア更新が面倒 … ドコモのスマホはiPhoneを除いてソフトウェア更新にドコモ契約のSIMが必要
・テザリングできない … これも同様に、iPhone以外のドコモスマホでテザリングするにはspモードに契約したSIMが必要となる
・補償サービスを契約できない … 万が一「破損」や「水没」、「紛失」してしまった場合は自分で対応する必要がある
このように、「白ロム」ならではの注意点が存在するのも事実として知っておこう。
だが今回の筆者は、デメリットやリスクよりも、メリットの方が大きいと判断して白ロム購入に踏み切った。
今後、通常の実用として格安SIMを入れて使うスマホを購入するのであれば、設定も、機能も、扱いもわかりやすくて安心感のある「白ロムスマホ」は、選択肢となっていくことだろう。
布施 繁樹