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オウチーノ総研はこのほど、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20〜59歳の男女703名を対象に実施した、「路線」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は5月15日〜22日。

○イメージの良い路線は「JR山手線

調査ではまず、「イメージの良い路線」と「イメージの悪い路線」についてそれぞれ尋ねたところ、「イメージの良い路線」第1位は「JR山手線」だった。「東京、日本の中心だから」(25歳/女性)、「都心部を走っているから」(52歳/男性)、「本数が多く、途切れることがないから」(38歳/男性)など、首都圏の中心的路線であることや利便性の良さが理由として多く挙げられた。

また、2位は「東急東横線」、3位は「東急田園都市線」と続き、どちらも理由として「ハイソな駅が多いから」(39歳/男性)、「高級住宅地が多いから」(55歳/男性)、「おしゃれな街や人が多いから」(29歳/女性)など、高級エリアを通っていることやおしゃれだという声が多数寄せられた。

反対に、「イメージの悪い路線」第1位は「JR埼京線」。「以前乗った時に痴漢がいたから」(45歳/女性)、「痴漢が多いとニュースでやっていたから」(26歳/女性)など、痴漢の多さを理由に挙げる人が圧倒的に多かった。2位となった「JR京浜東北線」は、「ゴミゴミしたイメージがあるから」(55歳/女性)など、混雑を挙げる人が目立ち、3位の「JR常磐線」については、「お酒を飲んでいる人が多いから」(37歳/女性)や、「茨城や千葉のヤンキーが乗っていそうだから」(37歳/男性)など、乗客のガラが悪そうだという声が目立った。

○通勤で使いたくない路線1位は「埼京線

次に、「遅延が少ない路線」「遅延が多い路線」「通勤で使いたくない路線」について調査を実施した結果、「遅延が少ない路線」第1位は、本数が多く次々と電車がくる「JR山手線」。反対に「遅延が多い路線」の1位となったのは、事故の多さが目立つ「JR中央線」だった。

「通勤で使いたくない路線」のTOP3は、1位「JR埼京線」、2位「JR山手線」、3位「JR中央線」だった。3路線ともに「呼吸するのもつらいほど混んでいるから」(41歳/女性)や「利用するたびに疲れるから」(27歳/男性)といった声が多く寄せられたが、それに伴う遅延も多いようで、「大事な時に遅刻しそうだから」(49歳/男性)という理由も見受けられた。

○美男美女が多い「JR山手線

次に、「イケメンが多そうな路線」と「美人が多そうな路線」について調べたところ、ともに1位は「JR山手線」だった。理由としては、「主要な駅につながっているから」(26歳/女性)、「全体的に若くておしゃれなイメージがあるから」(38歳/女性)といった声が多く挙がった。

続いて、「住みたい路線」を聞いてみたところ、「東急東横線」「JR山手線」「東急田園都市線」がTOP3となり、「美人が多そうな路線」と上位3路線が同じ結果となった。「おしゃれだから」や「便利だから」といった理由のほか、「実際に住んでいて、良いから」(38歳/女性)という声も多く、現在住んでいる人や以前に住んでいた人が「住みやすい」と感じていることがわかった。

○ぶらり途中下車したくなる「小田急線」

最後に、「穴場な路線」と「『ぶらり途中下車の旅』をしたい路線」を教えてもらったところ、「穴場な路線」第1位は「小田急線」だった。「土地は安いが都会に出やすいから」(38歳/男性)や「運賃が安く、都心にもつながっているから」(25歳/女性)など、コスパの良さが票を集めたよう。続く2位は「京王線」で、「まだあまり知られていない場所がたくさんありそうだから」(51歳/女性)などが理由に。また、下町と都会をミックスさせたような街「東急目黒線」と、下町風情が残っている「京王井の頭線」が同率3位となった。

一方、「『ぶらり途中下車の旅』をしたい路線」の第1位に選ばれたのも、「小田急線」だった。理由は「新宿から箱根まで、魅力的なところがいっぱいだから」(43歳/男性)や、「路線が長く、いろいろな風景が広がっているから」(29歳/男性)とのこと。2位にランクインしたのは「JR東海道線」で、「路線が長く、さらに駅の歴史が古いため、街自体に特色があるから」(43歳/女性)、「観光名所が多いから」(42歳/男性)といった声が目立った。3位に選ばれた「京王井の頭線」については、「どの駅も、個性的なお店がありそうだから」(36歳/女性)や、「小さな駅でありながら、特徴のある街が多いから」(53歳/男性)などの理由だった。

(CHIGAKO)