ムダ使い女子から卒業! 無理なく「出費をおさえるコツ」って?

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◆今回のお悩み
相談者:ふかださん
「同年代に比べて貯金が少ないです。もっと貯めたいと思ってはいるのですが、なかなかお金が貯まりません。支出の中で、どこを削れば貯金が増えるのかアドバイスをお願いします」

編集部 ふかださんは、同世代に比べて貯蓄が少ないことを気にしているようです。現在27歳のふかださん。彼女の年代の平均貯蓄額はいくらくらいなのでしょうか。

風呂内亜矢(以下、風呂内) 金融広報中央委員会が発表している「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」(2014年)によると、20代で年収500万の単身世帯の平均値は523万円、中央値は150万円となっています。そう考えると、現在の貯蓄が50万円以上〜100万円未満のふかださんは、だいぶショートしていますね。ただ、平均値が523万円と聞くとドキッとしますが、これはすごく貯めている人に引っぱられる数字なんです。ですので、まずは中央値の150万円をめざしましょう。

編集部 なるほど。ということは、ふかださんの当面の目標は、あと50万〜100万円ということですね。確実に貯めるには、月々の貯蓄が大切かと思います。彼女は、月々2万円を給与天引きで貯蓄しているようですが、本来、手取り月収の何%を貯蓄にまわすのが理想ですか?

風呂内 20代の黒字率(可処分所得に対する黒字の割合)の平均値が25〜30%ですので、手取り収入25%の貯蓄を目指したいところ。最近は「4分の1貯金」という言葉でよく言われていますが、これは「もらったお金をすべて使えると思って生活しないほうがいい」という考え方からきています。

大学を卒業して60歳まで働き続ける場合、38年間、お金を稼げることになりますが、日本人女性の平均寿命は86歳。38年間稼いで、26年間は基本的に消費のみと考えると、収入を得られる期間に得たお金をすべて使うと生活が回らないことが明白です。また、25%をあらかじめ除いての生活は、生活水準を上げすぎない効果もあるので、オススメです。

編集部 そうなると、手取り月収25万円のふかださんは、25%を貯蓄にまわすとなると月々6万2,500円貯めたいわけですね。さらに4万2,500円をプラスするのは、けっこう大変な気がしますが……。

風呂内 彼女は所得もある程度高く、かつ実家暮らしという恵まれた環境にいますので、決して無理な金額ではありませんよ。

編集部 確かにそうですね。では、ふかださんのお金の使い方を見て、「ここは少しお金をかけすぎかも」という項目はありますか?

風呂内 「服飾費」が 5万円、「交際費」が4万円と、そのふたつの高さが気になりますね。できれば、それぞれ手取り月収の10%以内、ふかださんの場合ですと、2万5,000円までにおさめたいですね。

編集部 いずれも、かなり予算をオーバーしてしまっていますね。ただ、これらを予算内におさめられれば、目標額の6万2,500円に近づけそうです。

◆ふかださんプロフィール
金融・証券系企業で正社員として働く、社会人6年目の27歳。手取り年収約350万円、手取り月収約25万円。親と同居しているため、家賃や水道光熱費がかからない一方で、「ムダだなぁ」と自覚しつつも、かわいい服を見つけると、つい買ってしまい、月5万円ほど服飾費にお金を使ってしまっている。交際費は、月4万円ほど。こだわり出費は、月に1回、お気に入りのフレンチで食べる高級ランチ4,000円。貯蓄は、自動的に一定額が引き落とされる給与天引きを利用し、月に2万円を貯蓄。現在の自分名義の貯蓄額は50万円以上〜100万円未満。

(ヨダヒロコ/六識)

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