Doctors Me(ドクターズミー)- 症状の改善が早まることも?小児が風邪をひいたら【漢方】が良い?

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漢方薬には体質を改善する働きがあります。もちろん、風邪などの急性期疾患にも効果がありますが、アトピー性皮膚炎などにも効果があります。お薬と漢方薬、どちらがよいというわけではありません。
併用すると、より早く症状が改善する場合があるのです。

今回は知っておくと役立つ漢方薬とその服用法について、医師に詳しく解説していただきました。

■ 小児に飲ませても良い漢方一覧

・人参湯
風邪、喘息性気管支炎、下痢、発育不良、アトピーなどに使用します。

・四君子湯
体質改善薬なので、長期に服用させるとよいでしょう。胃腸の調子を整えるので下痢にも便秘にも使用し、便通を整えます。発育不良・アトピーなどにも使用します。

・六君子湯
半夏、陳皮という鎮咳去痰剤が配されているので、咳の基本薬として広く使用されています。

・小建中湯
体質改善薬として小児の諸疾患に広く使用されます。便秘、臍仙痛、疲れやすい、手足のほてり、水分をやたらに欲しがる、興奮しやすい、寝付かれない、喘息、アトピー、夜尿などに効果があります。

・桂枝加竜骨牡蛎湯
不眠・神経症・神経過敏・円形脱毛症などに使用されます。

・当帰建中湯
思春期以降の女子によく使用されます。生理痛・頭痛に有用です。

・十全大補湯
喘息、アトピーなどの体質改善に良く使われます。治りにくい風邪などにも有用です。

・補中益気湯
長引く風邪、蕁麻疹、アトピーなどに使用の機会が多い漢方薬です。

・抑肝散
歯ぎしり・不眠・夜泣き・神経症などに効果があります。

・柴胡桂枝湯
小児の体質改善薬に有用です。癲癇、アトピーなどに使います。

■ 苦い漢方薬!どうやって子どもに飲ませる?

乳児の場合
漢方薬(エキス剤)をつぶしたり水で練ったものを指先につけ、上あごかほっぺたにすりつけます。その直後にミルクや水分で流し込むと上手に飲んでくれます。お腹が空いているときやのどが渇いているときに飲ませてあげるのがコツです。

幼児から小児
1. オブラートに包む
オブラートを利用する場合は、漢方をオブラートに包んで水に沈ませ、その水を飲むと喉越しよく飲めます。最近はおくすり服用ゼリーが販売されており、それを利用するとさらに便利です。

2. 味を変える
ジュースやアイスクリームなどで味を変えるというのも有効です。アイスクリームはチョコレート味やココア味がおすすめです。しっかり混ぜ込んで、粉っぽさも苦さもわからないようにして出しましょう。

■ 医師からのアドバイス

漢方薬は体に合えば体質改善にとても有用ですが、自己判断で開始するのではなく、最初は小児科医に相談しましょう。