伝統芸能に納涼大会も!お茶やお花も楽しめる、江戸三大祭の筆頭「山王祭」

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江戸三大祭のトップをきるお祭りのひとつ、赤坂・日枝神社の山王祭。歴代の将軍も楽しんだため、「天下祭」と呼ばれるこの祭りは、京都の祇園祭や大阪の天神祭と並んで「日本三大祭」にも数えられるとか。盛大な江戸の祭が、今年も華やかに再現される。

2015年6月7日(日)から17日(水)にかけて行われる「山王祭(さんのうまつり)」では、神楽殿での「神楽囃子」や「山王太鼓」といった江戸の伝統的な芸能が行われるほか、歌と踊りの「納涼大会」をはじめ、邦楽やお茶、お花など、さまざまなイベントが開催される。境内の一角に設けられた献華展のエリアでは、麗月流・龍生派の鮮やかな生け花も観賞できるとか。

6月7日(日)、10日(水)、12日(金)〜17日(水)の日中は、狭山茶茶席としてお茶のふるまいがあり、10日(水)、12日(金)〜17日(水)には、嘉祥祭菓子接待席として和生菓子とお茶の接待もあるそう。

「納涼大会は“都内で一番早い盆踊り”とも言われており、奉納提灯が赤々と灯る中で、夜店の屋台も並んで、お祭りの楽しい雰囲気を味わっていただけます。浴衣姿でいらっしゃる方も多いですよ」と、広報担当の伊久さん。

この時期には、茅(かや)で作った「茅の輪(ちのわ)」をくぐり、罪や災いを祓って長寿や健康を祈るという「大祓(おおはらえ)茅の輪くぐり」をする習慣も。6月14日(日)には罪や穢れを清める夏越(なごし)大祓神事が行われるそう。茅の輪は6月上旬から設置されているので、いつでもくぐれる。

山王祭は江戸の人たちの一大レジャーだったはず。健康を祈って、歌と踊りと伝統芸能を楽しんで、お茶やお花に癒されて…友人や仲間を誘って、当時の気分で楽しんで。