「芥川也寸志 生誕90年メモリアルコンサート」

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映画『八つ墓村』や『八甲田山』など、往年の名作映画の音楽を手がけてきた作曲家・芥川也寸志(やすし)さんの生誕90年を記念したメモリアルコンサートが、5月31日(日)に東京・品川区立総合区民会館で開催される。

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芥川さんが自身の映画音楽の集大成と語りながらも、楽譜が行方不明になっていた『八つ墓村』の楽曲を、作曲家・徳永洋明さんが15分を超える組曲として復元するなど、彼が残した映画音楽の数々がオーケストラでよみがえる。

父・芥川龍之介との共演作も披露





芥川さんは、文豪・芥川龍之介さんを父に持ち、映画音楽をはじめ数多くの楽曲を残した、戦後を代表する作曲家。

芥川さんが手がけた『八つ墓村』や『八甲田山』、『鬼畜』などの映画音楽は、いずれも「日本アカデミー賞音楽賞」を受賞しており、彼が音楽界、映画界に与えた影響は非常に大きいといえる。

近年でも、ロシアの指揮者・ヴァレリー・ゲルギエフさんが、芥川さんの作品をNHK交響楽団とともに披露するなど、彼の作品は現在もなお色あせることなく演奏され続けている。

今回のコンサートでは、『八甲田山』が新構成で組曲として披露されるほか、父・龍之介さんが残した小説『河童』をもとに制作したバレエ音楽も組曲として復活する。

初演以来、楽譜をはじめ資料のほとんどが散逸しており、幻の作品となっていた同楽曲。今回、作曲家・清道洋一さんの手により復元構成され、64年の時を経て、芥川親子の共演作が初めてコンサートでよみがえることになる。

現在、カンフェティ、イープラス、東京文化会館にてチケットが販売中だ。