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サントリー食品インターナショナルは25日、日本たばこ産業(JT)の飲料自動販売機オペレーター事業を運営する子会社と、缶コーヒー「Roots」および清涼飲料「桃の天然水」ブランドを、2015年7月を目処に買収すると発表した。取得価額は約1,500億円。

買収するのは、ジャパンビバレッジホールディングス(以下、JB)およびジェイティエースター(以下、JTA)の2社。

JBおよび子会社は、自動販売機、給茶機、コーヒーサーバーをはじめとする多彩なラインナップを活用し、独立系のオペレーターとして業界トップのポジションを築いている。特に缶・ペットボトルの自動販売機事業においては、複数メーカーの商品を販売する混載機を主力にオフィスなどのインドア・ロケーションの開拓力に優れ、全国規模の顧客基盤・事業基盤を通じて幅広い飲用機会を提供しているという。

一方のJTAは、子会社のオリエンタル商事とともに、千葉県、茨城県、栃木県を中心に強固な事業基盤を持つ自動販売機オペレーターとして知られている。

今後は、JB・JTAグループが所有する既存事業および現行の取引関係を継続することを基本方針とし、サントリーグループの自動販売機事業がもつグループ総合力を活かしたロケーション開拓力、機材調達力などの強みを、JB・JTAグループのプラットフォームと融合し、総合飲料サービス提供事業を展開していく。

(御木本千春)