櫻井翔くんの電車を撮りたい! “動くジャニーズ”はヲタの狩猟本能をかきたてる
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 ステップを踏みながら歌い、軽やかに舞う――。躍動的なジャニーズが、私たちは大好きです。だが、正直「止まっていてほしい!」と思うこともある。それは、駅や街中で“動くジャニーズ”に出会ったとき!

 “動くジャニーズ”とは、最近流行りのアドカー、ラッピング電車、そしてデジタルサイネージといった広告のこと。これらは限られた期間のみ現れ、ふっと消えていきます。

 はかないものだからこそ捕獲したい。“動くジャニーズ”は、ジャニヲタの狩猟本能をかきたてる格好の獲物でもあるのです。

◆翔くんのラッピング電車に理性が吹き飛ぶ

 たとえば、間一髪で飛び乗った電車。「よかった! 駅からダッシュすれば会議に間に合う!」とか思っても、ホームに降りてふと見た車両に櫻井翔さんの姿があればどうなのか。

「えっ! これ、翔くんのラッピング電車だったんだ!? うわーん! 初めて乗った!!」的に、たちまち理性は吹き飛びます。

 で、われにかえると「2番線、発車しまーす」なるアナウンスが聞こえ、あわててカメラを向けるのです。すべての絵柄を撮りきった満足感から、なんで急いでいたのか忘れることも……。

 またあるときは、急なおつかいの依頼。「悪いが渋谷営業所まで書類を届けてくれ」なる上司の命令に「この暑いのにめんどくさい!上司しねしねしね」と悪態をついても、スクランブル交差点に走り込んできた堂本剛さんのアドカーに遭遇したりすると話は変わります。

「やった! 今、この場所に送り出してくれた上司、神! 最高!」くらい思ったりする。そしてつつがなく撮影する、と。

◆シャッターチャンス! と思ったら……

 そして、駅で待ち受けるデジタルサイネージ。デジタルサイネージは人通りのさかんな駅の構内によくあり、これに出くわしたときのトキメキ感はハンパない。

 しかし、これを撮るには人の往来をかわし、かつ希望の画面が出るタイミングをつかまねばなりません。

「他の広告がいくつか流れ、何度目かにジャニが出る」という場合は、スクロールのパターンを読み、「よし、この美容外科のCMのあとだな!」などと心づもりします。

 にらみをきかせたその姿は、まるで張り込み中の刑事のよう。

 しかし、「いざ!」と思ったらあっさり人が横切り、軽く絶望したりして……。

 “動くジャニーズ”に比べたら、撮影のたやすいポスターなんて可愛いもの。でもそのぶん、撮れたときの喜びもひとしおです。

 一見、普通の女性が真顔でカメラを構えていたら、その人は“獲物”を待つジャニヲタかもしれません。どうかそっとしておいてあげてくださいね……!

【ウイダー公式サイト】http://www.weider-jp.com/
櫻井翔さんのラッピング電車が走った、ウイダーinゼリーの公式サイト。櫻井さん出演のCM動画も観られる。

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>

【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。編集者&ライター。出版社勤務を経て、2000年に独立。著作に『ジャニヲタあるある+』『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)、『ジャニヲタ談話室!』(イースト・プレス)、『ジャニヲタあるある』『ジャニヲタあるある フレッシュ』『パンダフルワールド』(アスペクト)など。『Gina』(ぶんか社)にて、「だてにジャの世は見てねぇぜ! ジャニヲタ魂!!」連載中。ジャニヲタ歴は、約20 年。グループを問わず応援する”事務所担”。mixiコミュニティ”ジャニーズチケットお見合い処”管理人。Twitterアカウント:@mikiru

●公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』 http://mikiru.blog.jp/

●イラストレーター二平瑞樹の育児マンガ「にひパパの育児絵日記」 http://ameblo.jp/nihipon/