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?鉄人?の意外な生い立ちが明らかになった。

 陸上男子ハンマー投げで2004年アテネ五輪を制した室伏広治選手(40)。

 ハンマー投げの実力はいうまでもなく、TBS系テレビ番組「スポーツマンNo.1決定戦」で驚異的な身体能力を披露するなど、陸上界のみならず日本のスポーツ界きっての大物として抜群の存在感を放っている。

 昨年6月には東京五輪・パラリンピック組織委員会スポーツディレクターに就任し、東京医科歯科大学で教授として教壇に立つなど、幅広い分野で活躍している室伏。そんな「生きる伝説」の知られざる過去を、フライデー6月5日号(講談社)が伝えている。

 幼少期に生き別れた実母のセラフィナ氏(64)と、異父弟の秀矩氏(25)が同誌のインタビューを受け、窮状を訴えているのだ。

母子家庭で(高校の)入学金も準備できない状態」

 同誌が報じる2人の人生は、アスリートとして、日の当たる場所を歩き続ける室伏氏とはあまりに対照的だ。

 セラフィナ氏は、1988年に室伏氏の父、重信氏(69)と離婚。再婚相手との間に秀矩氏を設けたものの、

「再婚相手は事業に失敗し、失踪」
「母子家庭で(高校の)入学金も準備できない状態」

 と、?第2の人生?は転落の連続だった。現在は、母子2人で家賃1万6000円、築40年の県営団地で生活保護を受給しながら暮らしているという。

 室伏氏は、5月12日に28歳の一般人女性との結婚を発表したが、その事実も、「音信不通になって、もう10年近くたつ」という2人には知らされていなかった。

 いくら事情があるとはいえ、相手は実母と血を分けた弟だ。あまりに冷たい仕打ちのようにも見えるが…。

「ミズノの社員でもある室伏氏は、会社からの固定給に加えて籍を置く大学からも報酬を得ている。さらに、フェデックスなどのCMにも出演している。その出演料なども含めると億単位の収入があるだろう。母親と弟に、経済的な支援をするのはそんなに難しいことではないはずだ」(スポーツ紙記者)

 成功を収めてもなお、別れた家族をかたくなに拒絶する理由はどこにあるのか。室伏氏は、フライデーの取材に対し、こうコメントしている。

「私が扶養を含め(実母の)面倒をみるのは、父親を裏切ることになると考えています」

 その言葉が、親子の間に横たわる深い溝を象徴しているようだ。

(取材・文/浅間三蔵)