マイアミ・マーリンズイチローについて、MLBファンの間である議論が巻き起こっている。それは、「もしイチローが高卒でMLB入りしていれば、ピート・ローズの最多安打を超えることができていたか」との議論だ。

イチローは22日の試合で2本のヒットを放ち、MLB通算安打を2875本とし、ベーブ・ルース越えを果たした。

MLBファンの関心は間もなく訪れるであろう“MLB通産3000安打”の大台であることは間違いないが、毎回議論の対象となるのが「日本プロ野球時代に記録した安打数」の扱いだ。

もし日本時代に記録した1278安打を合算すれば、イチローは通算4152安打となり、MLB最多を誇るピート・ローズの通算4256安打にあと約100安打と肉薄するのだ。

海外のネット掲示板では「イチローが活躍した90年代のNPBはトリプルA相応で、当時彼がMLBでデビューしても日本のように1シーズン200安打は打てなかっただろう」「22歳の彼がMLBで活躍出来たかは疑問」と、90年代のNPBのレベルに疑問符をつけた上で、達成に懐疑的な声もある。

その一方で「彼はMLBで1シーズンの安打記録を破った男だ」「日本はMLBより30試合も試合数が少ないのに210安打も打った年もある」「30試合少ないと最高60本は安打数に差が出るから、もっと打っていたように思える」など、達成も可能だったはずだとする声もある。

たらればの話とはいえ、イチローについては「高卒ですぐにメジャーに行っても適応できた」という意見が圧倒的に多い。この議論では「現在の年齢でも堅実な選手であることは紛れもない」とのコメントに、多くの人が納得しているようだった。