税金0円口座NISAの売買データでわかった 自分にあった正しい使い倒し方の秘訣とは?

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年間で100万円までの投資の値上がり益や配当(分配)金の税金がゼロになるNISA(少額投資非課税制度)。アナタはこの口座をうまく使いこなしているだろうか。2014年のNISAでの実際の売買状況からNISAで何をい使うべきかを検証した。

今年も5カ月が過ぎようとしている今
アナタはどの程度NISAで投資した?

 NISA元年となった2014年は、とりあえず口座だけは開いておこうという人が多かったこともあり、相場全体が上昇トレンドだったにもかかわらず、大手証券5社とネット証券5社の主要10社合計のNISA口座開設数である407万口座のうち、実際に投資した人は半数に満たない45%。つまり、半分以上の220万口座では一度も投資が行なわれないまま1年間が終わってしまったことになる。

 そして、投資した人の買付額は、平均で77万4000円。その中身はというと日本株が約32%で、投信が約68%という結果になっている。相場がよかったという理由が大きいもののNISAで投資した人の約9割がプラスの成績を得た結果になっている。



 14年の投資状況を詳しく見ると、NISAスタートの最初の3カ月となった1〜3月に日本株を買った人が多く、投資信託の売れ筋も日本株型トップだった。NISAでの株と投資信託の成績を比較して見ると、株のほうが20%以上の利益をあげた人が若干多かったものの、ほぼ同じの結果となった。

「2014年の日本株は年央まで低迷していましたが年末にかけて上昇しました。振り返ってみると前半は絶好の投資のタイミングでした。投信は大儲けの人は少ないかもしれませんが、0〜20%未満の儲けの人の比率は株を上回る約7割と多い。総じて14年はNISAで安定的な成績を得られた人が多かったと思います」(フィナンシャルリサーチ代表。深野康彦さん)

 では、日経平均株価が2万円を超えて来た今、どのようにNISAを使えばいいのか。ここでまず考えなければいけないのが、自分にとってのNISAの上限の100万円という額の意味だ。

 投資に回せる額が100万円に満たないという人や株を買ったことがなくこれから投資を始めようという人は、たとえ税金ゼロだとしても大きなリスクをとってはいけない。リスクを減らすべく投資対象を複数に分けるためにも1万円程度から買える投資信託で始めるのがベストだ。

 では、個別株が向いているのはどういう人なのか。

 その第一条件は株式投資の経験があり、投資に回せる額が1000万円以上あるという人。つまり、株に慣れており全投資額の1割にあたる100万円では大きなリスクが取れる人ということになる。NISAは投資の利益の税金がゼロになるので、利益が大きければ大きいほど節税効果が発揮されるので、この条件に当てはまる人は思いきってNISAでリスクを取り、その他の投資のリスクを低くするのがオススメだ。ちなみに投資に回せる額は1000万円以上あるが株の経験はないという人は、投資信託の中からリスクの高めのものを選んで見るのがいいだろう。

 最後にNISAで成功するためのもう一つ重要な秘訣を教えよう。それは、年内にしっかりと100万円の枠(100万円以下の資金の人はその全額)を使い切ること。

 というのも、投資をしないことには税金ゼロのメリットは受けられないからだ。もうじき1年の12分の5が終わろうとしている現在、まだまったく投資をしていない人は、投信からでもいいので、少しずつでも投資を始めることが大切だ。そうしないと、駆け込みでの投資になったり、結局投資せずに1年が終了ということにもなりかねないからだ。

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