Doctors Me(ドクターズミー)- お酒が飲めない【下戸】の飲酒は"胃がん"になりやすい!?

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お酒を飲めない人のことを「下戸(げこ)」と呼びますが、単にお酒が苦手と解釈している人も多いのでは?

飲酒をするとお酒に含まれているアルコールは胃や小腸で吸収されて肝臓に運ばれます。その後酵素によってアセトアルデヒドとなって最終的にはお酢(酢酸)に分解されますが、下戸の人はこのアルコールを分解する2つの酵素、特にアセトアルデヒドを分解する酵素が生まれつきないために途中のアセトアルデヒドという物質が体内にたまっていくのです。

■ 下戸の人はアセトアルデヒドを分解できない!

実はこのアセトアルデヒドが身体に良くない物質で、飲酒の後に気持ちが悪くなったりするのはこの物質のせいです。飲み過ぎると具合が悪くなったり、二日酔いになるのは、アルコールやアセトアルデヒドの分解が追いつかないために体内に残ってしまうからなのです。

最近下戸の人の胃には飲酒後にアセトアルデヒドが吸収されず、多量に留まっていることがわかりました。アセトアルデヒドはある意味身体に対して毒のようなものですので、このようなことが長期的繰り返されると胃ガンになる頻度が上がります。

■ 下戸は治せる?

残念ながら下戸は治りません。なぜなら下戸の人には最初からアルコールを分解する酵素がないからです。訓練してもこの酵素は増えませんので根本的な解決にはなりません。
下戸の人は消毒用アルコールや、少量のアルコールを含む栄養ドリンクなどに対しても、赤くなるなど敏感に反応しますので、注意が必要です。

下戸でなくても、飲酒をしてすぐに顔が赤くなる人はこの酵素は持っていても、十分に働かない人です。これらの人はアルコールを飲むことはできますが、本来はアルコールを飲むのは控えた方がよいでしょう。

■ 医師からのアドバイス

下戸の方は少量のお酒で、分解機能が十分に働かない方は単時間で大量に飲酒をすると、顔色が青くなったり、頭痛がしたり、吐いたりなどの悪酔いをしたり、二日酔いしやすくなりますので、注意が必要です。

また頻繁に飲酒をすると、胃の中にアセトアルデヒドの量が増えている時間が長くなって胃ガンになる可能性が増えますので、飲酒する機会も減らすようにしましょう。