ネット上の公開画像から1,000万倍速のタイムラプス動画ができるまで

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グーグルとワシントン大学の研究者チームが、同じランドマークの画像を自動的に見つけ出し、それらを編集して撮影時間に沿って並べる手法を開発した。巨大なスケールで時間を駆け抜ける早送り(タイムラプス)動画を作成するものだ。

ロンドン塔や「エンジェル・オブ・ザ・ノース」(英国にある高さ20mの彫刻作品)の近く、あるいはマンハッタン島のどこかに住んでいる人ならご存知の通り、これらのランドマークは毎日、数百万回撮影され、ウェブ上にアップロードされている。

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こうした画像を組み合わせれば、長期間における世界の変化と進化の物語を見ることができるだろう。それらを分類し、つなぎ合わせる何らかの方法さえあれば。

その方法が開発された。グーグルとワシントン大学の研究者チームが、同じ場所で撮影された画像を自動的に見つけ出し、それらを時間に沿って並べる方法を開発したのだ。巨大なスケールで時間を駆け抜ける経時的な動画を作成するものだ。

研究チームは、FlickrやPicasaなどの写真共有サーヴィスから画像8,600万枚を参照した。早送り(タイムラプス)映像になるよう、写真の縦横比や構図が揃えられ、色彩が修正され、日付順に並べ替えられた。こうした制作プロセスでは、日付順に並べられた画像1,000枚につき約6時間がかかった。

「わたしたちは世界を、固定された一時的なスケールで見ています。そこでは、一度に1秒だけ時間は進みます。しかしそうではなく、もし1年間を数秒で見ることができたとしたらどうでしょう」と、チームはリポートの中で述べている。「普通の1,000万倍の速さでは、都市が拡大したり、氷河が小さくなったりするプロセスを見ることができます」

「人気が高いランドマークの長期変化を示す10,728件の早送り動画をつくることができました。わたしたちの方法は、タイムラプス動画の並び方を安定化して、その風景で基礎をなす変化がわかるようにしています。このように視覚化された変化には、建設過程にある建築物、小さくなっていく氷河、植物の成長、季節の移り変わり、そしてさまざまな地質学的変化の過程などがあります」

冒頭の動画では、世界各地で「発見」された、素晴らしいタイムラプス動画を見ることができる。

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