大型で強い台風6号は暴風域を伴って、8月1日(火)から2日(水)にかけて、沖縄地方や奄美地方にかなり接近する見込みです。動きが遅くなり、影響が長引く恐れがあります。本州付近はこの先1週間も猛烈な暑さが続くでしょう。来週以降は太平洋高気圧の勢力は弱まる見込みです。

台風6号 動きが遅く 沖縄は影響が長引く恐れ

大型で強い台風6号は、暴風域を伴って、8月1日(火)から2日(水)にかけて、沖縄地方や奄美地方にかなり接近する見込みです。

沖縄地方では台風の接近に伴って8月1日(火)から2日(水)頃にかけて一部の住家が倒壊する恐れもある猛烈な風が吹き、猛烈にしける見込みです。奄美地方では、2日(水)にかけて非常に強い風が吹いて、猛烈なしけとなるでしょう。台風本体や周辺の発達した雨雲がかかり、大雨となる所がある見込みです。また、台風の影響と大潮の時期が重なるため、高潮の恐れもあります。暴風や高波に厳重に警戒し、高潮や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

なお、台風は4日(金)以降、向きを北よりに変える予想ですが、このタイミングで動きが遅くなるでしょう。このため、影響が長引き、3日(木)以降も沖縄地方や奄美地方では大荒れの天気が続く恐れがあります。5日(土)以降は次第に進路を東よりに変えるでしょう。

今週は本州付近は猛暑が続く

8月1日(火)以降も東北から九州は強い日差しが照り付けて、猛烈な暑さが続くでしょう。最高気温は平年並みか高く、東京都心や名古屋市、大阪市、福岡市は連日のように猛暑日(最高気温35℃以上)となりそうです。内陸部では体温超えの気温となる所もあるでしょう。体にこたえる暑さが続きますので、熱中症に警戒が必要です。夜間も気温の下がり方は鈍く、寝苦しい夜が続くでしょう。

北海道には3日(木)頃から前線が停滞し、曇りや雨のすっきりしない天気の日が多くなりそうです。

来週は湿った空気の影響ですっきりしない天気 台風の動向に注意

8日(火)以降は太平洋高気圧の勢力は弱まるでしょう。日本付近に湿った空気が流れ込むため、雲が広がりやすく、所々で雨が降りそうです。6日(日)以降の台風の進路予想は、まだ幅があり、はっきりしませんが、台風の進路によっては西日本などで荒天となる恐れもありますので、最新の台風情報にご注意ください。

最高気温は北海道や東北は平年より高いですが、関東以西は平年並みの日が多くなるでしょう。40℃に迫るような極端な暑さにならない見込みです。ただ、湿度が高くなり、不快な蒸し暑さとなりますので、引き続き熱中症に警戒が必要です。

台風の暴風 家の中で いるべき所は

台風は、中心が近づくにつれて暴風をもたらし、さらに台風のスピードが遅いと、暴風が長い時間続く場合があります。また、台風の中心から離れていても、大気の状態が不安定になり、竜巻などの突風が吹くこともあります。暴風や突風によって、建物に様々な物が飛んでくることもありますので、室内でも十分な注意が必要です。

具体的には、台風が近づいている時には、屋内でもできるだけ窓から離れましょう。なるべく家の中心部に近い所で、窓のない部屋に避難してください。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引き、雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。風が強くなってからの屋外での作業は、暴風によって転倒する恐れがありますので、絶対にやめてください。