【無言の抵抗】70台の車いすが駅前駐車場を占拠してでも伝えたかったこと。

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これはグルジアの首都トビリシ、人で賑わうラステーブリ駅前駐車場の風景です。画像をよく見てみると、駐車スペースに何やら整然と居並ぶモノが…。

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もっと近づいてみて見れば、なんとそれはすべて「車いす」。その数なんと70台が、駐車スペースを占拠しているではありませんか。ただひとつ空いているのは、障がい者専用駐車スペース。

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何のつもりでこんな嫌がらせを? と思ったのはグルジア市民でしょう。

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駐車しようと思って来たのに、素通りするしかないドライバーたち。「いったい何なんだ?」とでも言いたげな困惑顔です。

じつはこのプロジェクトを仕掛けたのは「Tree Of Life Healthcare」という、米・ジョージア州のNPO医療財団です。彼らは昨年12月3日の『国際障がい者デー』に、駐車スペースがないことが障がい者の人にとって、どれほど不便かを体感してもらうために行ったデモンストレーションでした。

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作戦実行、一斉に車いすを並べ始めるスタッフたち。

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簡単には退かされまいと、車1台のスペースに2台ずつ車いすを並べていきます。

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この異様な光景をいち早く市民がSNS上にアップすると、たちどころに整列した車いすが拡散。車いすを並べ始めてから約40分後、多くのメディアが駅前に駆けつけました。

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この日、車いすが撤去された後も、障がい者専用駐車スペースには、違法に停める車は現れなかったそうです。ほんの数時間の小さなアクションが、多くの人の行動に影響を与えたのは間違いないようです。

Reference : Sandro  Tsitskishvil

Licensed material used with permission by Sandro  Tsitskishvili