山下敦弘

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映画『オーバー・フェンス』が、2016年に東京・テアトル新宿ほか全国で公開される。

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同作は、1990年に逝去した佐藤泰志が小説を諦めかけていた頃に北海道・函館の職業訓練校で過ごした日々をもとに執筆し、1985年に『芥川龍之介賞』の候補になった同名小説が原作。「共に生きる」をテーマに、「幸せの意味を知らない男」と「鳥になりたいと願う女」の恋愛模様を描く。なお、同作は函館や函館をモデルにした街を舞台にした熊切和嘉監督『海炭市叙景』、呉美保監督『そこのみにて光輝く』に続く、佐藤作品の映画化となる。

監督を務めるのは、2月に新作映画『味園ユニバース』が公開された山下敦弘。脚本は『そこのみにて光輝く』などの高田亮が手掛け、撮影は『天然コケッコー』『マイ・バック・ページ』といった山下監督作品や、『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』を手掛けた近藤龍人が担当する。キャストなどの詳細は後日発表される。

■山下敦弘監督のコメント
作家、佐藤泰志の『オーバー・フェンス』を映画化する。映画は空っぽになってしまった一人の男と求愛し続ける女の話でもあるし、函館の職業訓練校に生きる無職の男たちの話でもあるし、もしかしたら若くして死んでしまった佐藤泰志自身の話になるのかもしれない…というか“話”に固執せず、その瞬間を生きている人間たちの映画にしたいと思う。そうすれば自ずと僕自身の話になるし、観ているあなたの話になっていくのではないかと思う。『オーバー・フェンス』というタイトルが示す通り見えないけどそこにある何かを越えていく映画にしたい。