若返りの薬が見つかった?脳と筋組織の細胞を修復する成分とは

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5月6日、科学誌「Oncotarget」に掲載されたレポートによれば、バークレー大学やスタンフォード大学、ニューサウスウェールズ大学の研究者たちが、今後の医療を変えてしまう可能性がある発見をした。
彼らは、マウスにALK5阻害剤を注入することで、細胞増殖を抑制する因子、TGF-β1の機能を低下させる効果を確認したそうだ。これを応用することで、幹細胞の修復・回復機能、恒常性(内部環境を一定に保とうとする性質)を強化できるため、開発が進めば、衰弱などが症状として現れる消耗性疾患の治療にも役立つと期待されている。

専門的なことはさておき、要約すると、脳や筋組織を若返らせる低分子化合物の存在を確認したということだ。

不老不死は可能か?

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となると、期待してしまうのは、若返りや不老不死といった人類の夢だが、今後を語るには時期尚早だ。いまだ最適な投与量などは研究段階。具体的に、人体にどんな効果が現れるのかも検証が必要だろう。

とはいえ、分子治療はガン治療においても注目されている分野だ。研究が進めば、若返りとまではいかなくても、種々の病気に対して分子レベルでの治療法が確立される可能性はある。そもそも“老い”というのも、ひとつの“症状”と捉えれば、決して抗えないものではないかもしれない。

Reference:Oncotarget