写真提供:マイナビニュース

写真拡大

北杜市は5月19日、南アルプスなど恵まれた自然環境によって育まれた名水を生かしたブランド推進事業を開始し、世界に誇る「水の山」宣言を行うと発表した。合わせて、サントリー食品インターナショナルをはじめ、市に関連する企業3社と、「水の山パートナー協定」を結び、活動を推進していく。

同市などにまたがる名峰 南アルプスは、2014年6月に“ユネスコエコパーク”に登録認定。これを受け、同市では豊富な水資源と自然の魅力がある“山紫水明”の街づくりを目指す自治体として、市と企業、市民がこれまで以上に連携することで、名水によるブランド推進と地方創生が図れるという思いから今回の宣言に至った。

このほど同市とのパートナーシップが発表されたサントリー食品インターナショナルは、「サントリー南アルプスの天然水」のふるさととして、ミネラルウォーターとシングルモルトウイスキー「白州」の生産工場を市内に構え、今年5月12日には工場見学者が2000年の開始以来100万人を突破するなど、同市の観光客誘致にも貢献している。また、白州の名水と地元で育てた自社米で地酒「七賢」を製造する1750年創業の酒蔵・山梨銘醸、 山梨を代表する銘菓「信玄餅」を製造販売する、金精軒製菓の計3社も参加する。

同市では6月下旬〜7月上旬に、東京・表参道で北杜市の農産物や加工品の魅力を伝えるイベント「南アルプスヴィレッジ」を開催。首都圏での情報発信を行い、「水の山」ブランドによる産業・観光振興の加速を図る。そして、7月中旬にも「サントリー 南アルプスの天然水」を用い、市の名産フルーツとともに味わう、オリジナルのかき氷の販売を行うなど、パートナー企業と連携した施策を計画している。

5月19日に行われた記者会見に出席した、白倉政司市長は「水は生活のすべての根幹をなすもの。北杜市はミネラルウォーター生産量日本一であるし、米をはじめ、おいしい農作物も採れる。市民の誇りとして、次世代に、世界に魅力を発信したい。企業や市民が一体となって取り組むこの活動が、地方創生のよいモデルとなることを期待している」とコメント。

また、サントリー食品インターナショナルの垣見吉彦副社長は「サントリーはミネラルウォーターの工場を開設して、サントリー南アルプスの天然水を製造し、この北杜市から皆さまにお届けしてきた。今回、パートナー企業として参加できることをうれしく思っている。この夏には、東京・表参道で北杜市が主催する南アルプスヴィレッジに参加したり、北杜市の名産フルーツとともに味わう“南アルプスの天然水かき氷”のメニュー開発を行う。北杜市とともに水の山の魅力を積極的に発信していきたい」とPRした。

プロジェクトでは、シンボルとなるキャラクター“ミズクマ”をポスターや各種発行物、市役所職員の名刺などを掲載し認知を高めていく。また、甲斐駒ケ岳の清掃活動などの保全活動や、地元住民を対象とした環境講座の開催なども企画しており、地元を挙げてプロジェクトを盛り上げていくとのことだ。

(神野恵美)