Doctors Me(ドクターズミー)- 無謀!?アラフォー「おひとりさま出産」に挑む実録漫画。

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おひとりさま出産とは??

年収200万円以下の漫画家、独身、アラフォー、一人暮らしの女性が、一人で出産に挑んだ実体験を漫画にしたコミックス「おひとりさま出産」(集英社クリエイティブ)が話題となっています。(ハフィントンポストの記事、1話2話試し読み)

筆者は「金も要らなきゃ、男も要らぬ、私はとにかく子がほしい」と、38才にしておひとり様出産を志します。年齢の問題やお金の問題、世間体を気にする母の問題、など様々な困難にあたりながらも、漫画では楽しそうに妊活ライフを送る筆者が描かれています。

筆者のように、いざ「産みたい」と思っても、普通の出産もしていないので「おひとりさま出産」なんて尚更不安…疑問を産婦人科の先生に聞いてみました。

Q1:子どもを1人産むにはいくらくらいかかるのでしょうか?

自費で払わないといけないお金は
病院に払うお金(診察費、分娩費など)
から
公的補助金(診察補助券、出産一時金など)
を引いたお金になります。

通院中は各地区町村によって、無料のチケット補助券の額が異なります。
【地域別】妊婦受診公費負担額ランキングはこちら

かなり恵まれている地域から、補助の極めて低い地域があります。(全国平均9万円程度。4万円程度しかない所がある一方、12万円を超えるところもあります)

自費診療で検査内容もクリニックによって異なり、出産までの受診回数も差があります。経過良好な妊婦で9〜12万円前後かかり、そこから補助券額を差し引いた費用が必要となります。合併症などあれば追加の検査や受診回数の増加入院費用、処方などがあり、負担は大きくなってきます。

また、分娩費用は40〜75万円程度、うち42万円は出産一時金がありますので差し引いた費用を準備することになります。地方の公立病院などは安く、東京都、神奈川県などでは50万を超える事が多いようです。

Q2:お金の相談はどこにすれば良いのでしょうか?

お住まいの地域の役所に聞いてみるのが良いと思います。条件にもよりますが、色々な手当が受けられる可能性があります。

・生活保護
・母子家庭の住宅手当
・児童手当
・児童扶養手当
・児童育成手当
・医療費助成
・ひとり親家族等医療費助成制度
…など

申請しないと受けられないものも多いので、確認してみてください。

Q3:筆者は「バイトは産む10日前までしていました」とのことですが、予定日前どのくらいまで仕事をしていても(動き回って)問題ないのでしょうか?

昔の産婦人科女医さんは分娩直前まで外来に出ていたり、自分のお腹も相当大きいのに、患者の帝王切開をしたりしていたそうです。直接教えていただいた最長は、外来40週(予定日)、帝王切開38週(2週間前)でしたかね。

血圧など問題なければ、疲れすぎない程度に運動や仕事はしていただいてかまいません。血圧が高かったり、かかりつけの医師から安静を指示されている場合は従って下さい。

ご自身で仕事のペースを調節できる職種はよいですが、シフトや勤務時間の厳しい職場ではやはり法令通り6週間前からお休みに入られる事をお勧めします。

Q4:筆者は産んだ後「翌日には個室に移って漫画を仕上げていました」とのことですが、普通は何日くらい安静にしているべきなのでしょうか?

出産の時の
・出血の量
・血圧上昇
・傷
・子宮復古の状態
…によって異なります。

血栓症のリスクが分娩前後は高まるため、上記の問題がなければ翌日からでも動いた方がよいといわれています。日本では産後比較的長く入院していますが(1週間程度)海外では数日で退院させられます。

Q5:おひとりさま出産ならではの「大変そうだな…」と思ったエピソードがあれば教えて下さい

つわり、などで大変なときに頼る人がいない場合、大変そうだなと思いました(実母も働いていたり、関係性が悪化していいたり)

また、お一人様になる理由も様々です。不倫の末に妊娠し、奥様から訴えられ、不倫相手からもののしられながら、(でも年齢からすると最後の妊娠だから…)と頑張って妊娠、出産されていた方はメンタル面で大変そうだなと思いました。

あっけらかんと結婚はのぞまず、パートナーの精子さえあれば、というような前向きな妊娠ではメンタルの負担は少ないとは思います。

まとめ

海外(特にヨーロッパ)ではおひとりさま出産が日本に比べ多いようです。日本でも今後、女性の社会進出が増えるに従い、「自分で産んで、自分で育てる」というパワフルな女性が増えていくのではないでしょうか?