指先は物の形を認識したり、熱さや冷たさを感じとったりするデリケートな部分で、神経が集中しています。このことからもわかるように、爪のはえぎわには重要なツボがあり、刺激することで体のさまざまな部位が活性化し、病気や体調不良が改善されることがあるのです。気付いたときにいつでもできる爪もみ、今日から始めてみませんか?

爪のツボとは?

爪のツボは両手の爪のはえぎわにあります。親指から小指まで、ツボはそれぞれの指の外側と内側に全部で10か所。自律神経には、交感神経と副交感神経がありますが、親指、人差し指、中指、小指をもむことで副交感神経が、薬指をもむことで交感神経が刺激されます。両方の神経を刺激されるので自律神経のバランスが整い、血液の流れが良くなります。老廃物は血液によって運ばれて汗、尿、便などとなって体外に排出され、新陳代謝がよくなり免疫力がアップします。

爪もみのやりかたは?

右の指の爪もみをするときには、左の親指と人差し指で右の指をつまんでもみながら力を加えます。やりかたは、まず右手の5本の指を各10秒ずつもんでください。次に左手の指を同じようにもみます。できれば1日に1〜3回、毎日継続してもむとよいでしょう。手の指だけでなく、足の指も同じようにしてもめば、下半身の血流がよくなります。

指と内臓の健康の関係は

各指と内臓の健康は関係があると考えられています。各指と関係がある内臓、爪もみがどんな症状や病気に効能があるのかをまとめてみました。

親指(呼吸器)

ぜんそく、咳、アトピー性皮膚炎、リウマチなど

人差し指(消化器)

胃痛、胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎

中指(耳)

耳鳴り、難聴

薬指(神経系)

眠気、だるさ、低血糖、軽いうつ

小指(循環器)

不眠、肩こり、腰痛、頭痛、しびれ、肥満、生理痛、更年期障害、自律神経失調症、高血圧

爪もみの刺激によって、体のさまざまな部分の病気や体調不良の症状が改善されます。しかし、爪もみだけで健康になるわけではありません。栄養バランスの良い食事を摂り、適度な運動を行うこと、規則正しい生活を送ることによって、免疫力をさらにアップしましょう。


writer:松尾真佐代