ある日突然、腹部に激痛が走り、トイレに行った瞬間にノックアウト! 牡蠣を食べたわけでもないし、周りに胃腸が優れない人がいたわけでもない……。これといって身に覚えがないにもかかわらず、急に下痢や嘔吐といった症状があらわれることってありませんか? もしかすると、それは「急性胃腸炎」かもしれません。そこで今回は急性胃腸炎になったときに知っておくべき3つの対処法についてご紹介します。

急性胃腸炎とは

急性胃腸炎は主に下痢や嘔吐といった症状をさしており、一過性の胃炎あるいは腸炎のこと。胃腸炎といっても冬場はウィルス系、夏場は細菌系、とその時々によって原因が異なるのです。特に最近多いといわれている原因がストレスによるもの。仕事や家事、育児に追われる毎日を過ごしているうちに、胃腸にストレスが集中してしまい、突発的な体調不良に見舞われてしまうケースが多くなってきているようです。かつては、胃腸炎といえば単純にウィルスや細菌によるものと解釈されていましたが、ここ最近はストレスが胃腸に直接刺激を与えていることが原因として取り上げられており、生活スタイルの見直しを迫られているのです。では実際に胃腸炎になったときには、どういったことに配慮するべきなのでしょうか。

水分補給を忘れずに

下痢や嘔吐を繰り返しているうちは、もちろん食事などは不要です。しかし、水分だけはこまめに摂るようにしましょう。脱水症状を引き起こしてしまうと、さらに気分が悪くなり、症状が悪化してしまう可能性があるのです。唇や肌の乾き、尿が出ない、などは典型的な脱水症状ですので、注意してくださいね。緑茶や紅茶は避け、身体への吸収が早いスポーツドリンクを飲むように。

とにかく安静にしていること

普段頑張りすぎてしまった結果、急性胃腸炎になってしまっているということを忘れてはいけません。少し症状がよくなったからといって、自宅にいるにも関わらず、仕事を始めたり、無理に身体を動かしてしまうと、ぶり返してしまう場合もあります。普通食が食べられるようになるまでは横になって身体を休めておきましょう。また、療養期間中はストレスとなるようなものは一切触らずに、身体休めることに専念してくださいね!

症状が落ち着くまで食事は控える

通常、下痢や嘔吐は1日〜2日以内で治まる場合が多いといわれていますが、回復したからといって無理して食事を摂るのはNG。下痢が落ち着き始めた頃に、重湯もしくはおかゆから食べ始め、しばらくは消化のいいものを1日数回に分けて食すようにしましょう。また、脂っこい食べ物や生野菜は、お腹が不調のときは控えておいた方が安全。徐々に消化のペースが回復してくるはずですから、それに合わせて普通食に戻していきましょう。

自分自身ではストレスを発散できているつもりでも、お腹は正直者。胃腸とストレスは切っても切り離せないほど密接な関係にあるため、日頃から食生活や早寝早起きを心がけておくことが大切なのです。食べ過ぎ、飲み過ぎた翌日は食事量を抑えるなど、胃腸に優しい生活をしていきましょう。


writer:山口 恵理香