浅田真央“現役続行”を懇願したスケート連盟のウラ事情

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 5月18日、公式ブログで現役続行を表明した浅田真央(24)。その日に行われたアイスショー「THE ICE」の記者会見でも、改めて自分の口から、

「100%復帰するつもりでやっている。去年のレベルまで戻すことを目標にしたい」

 と語った。

収入の20%を連盟に納付

 そんな彼女の現役続行と、引退した場合の懐事情を、5月19日発売の「FLASH」(光文社)が報じた。

 現在彼女のCM契約料は1社あたり4,000万円、年間3億円の契約になる。さらにアイスショーの収入だけで1億円。テレビ出演やイベントのギャラを含めて、年間収入は5億円を超えていると、広告代理店関係者は語る。

 現在浅田は、CM収入の20%をスケート連盟に納付する形になっているが、引退した場合、CMのギャラは丸々彼女の懐に入ってくることになる。

 それゆえ浅田の引退話が持ち上がった際、スケート連盟内には「なんとしても引退してほしくない」という声が大きかった。その理由は金銭面かと思いきや、実はそうではないらしい。

 スケート連盟は今のフィギュアブームで、バブルといっていいほどの好景気。浅田に引退してほしくない理由は、まったく別のところにあったのだ。

 伊藤みどり(45)、荒川静香(33)など、昔からその時代ごとにフィギュアブームを牽引してきたスターがいた。現在は、男子フィギュアの羽生結弦(20)がそれに当たる。

 ここにスケート連盟は危機感を持っている、と関係者は語る。

フィギュアスケートのファンは、大多数が女性です。ですから、男子選手の活躍はファンを増やしやすいのですが、ファン離れも起こりやすい。そのかわり、女子フィギュアでファンになった人は、フィギュア自体も好きになってくれて、ファン離れしにくい傾向があります。そのため、女子フィギュアのスター選手は、フィギュア界にとって必要不可欠なんです」

 ところが今、女子フィギュアのレベル自体は上がってきているが、かつての浅田のような圧倒的なスターは不在だ。そこにきて浅田真央の現役続行。

「浅田には試合での結果よりも、試合に華を添えるという意味で、ぜひ出場してほしいと思っています。結果も伴えば一番なのですが、スターがリンクに帰ってきた、スケート連盟にとってこれほど喜ばしいことはないですね」(同関係者談)

 ファンにとっては嬉しい浅田の現役続行宣言だったが、一番喜んだのは、フィギュアブームを終わらせたくないスケート連盟だったのだろう。

(取材・文/タナカアツシ)