<資料>
 米ドルの総合力を示す実効相場が1月以来となる100を割り込む動きになってきた。米ドル実効相場は3月中旬をピークに下落に転じていた。この動きを説明できるのは原油相場だ。原油価格は3月中旬で底打ち、反発が続いていたが、これを逆さにすると、米ドル実効相場の下落をほぼ説明できる<資料参照>。

※<資料>はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=40513

 原油相場とドルの逆相関関係は長期にわたって知られてきたことだ。それにしても、昨年以降はこの関係性が強くなった。特に3月からの「原油高=ドル安」という関係をどう理解したらよいか。

 これは「原油高→低インフレ懸念後退→日欧追加緩和期待後退→ドル以外の外貨上昇=ドル安」ということではないか。それ以前の「原油安=ドル高」はもちろん、「原油安→低インフレ懸念→日欧追加緩和思惑→ドル以外の外貨下落=ドル高」ということだ。

 以上を前提にすると、注目されるのは株との関係だ。「原油高→追加緩和期待後退」なら株安要因だろう。実際、欧米相対株価は欧州株の割高修正が最近にかけて急ピッチで進んでいる。米株は最高値圏での推移が続いているが、グローバルな緩和期待も上昇要因とした米株が、それが薄れても続伸するのだろうか?(了)

◆5、6月のFXアカデミア関連の会場及びWEBセミナーのご案内
5月23日=M2JFXアカデミア1Day
5月29日=WEBセミナー「マーケットリサーチ・レーダー」
6月17日= M2JFXアカデミア予測編第1、2部
6月27日= M2JFXアカデミア1Day・IN名古屋
http://www.m2j.co.jp/seminar/

【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

●FXマーケットスクウェア http://www.m2j.co.jp/landing/fx_market_square/
●ツイッター http://mobile.twitter.com/yoshida_hisashi
●FXの学校「アカデミア」 https://www.m2j.co.jp/mp/my_fxacademia/