【漫画】全部タダ! 「絶版マンガ図書館」で読みたい、懐かしの名作&迷作5選

写真拡大

懐かしの絶版コミックを広告付きで無料配信している「絶版マンガ図書館」。まさに暇つぶしにピッタリな太っ腹コンテンツですが、実際に掲載作品の一覧を見てみると、懐かしの名作やツッコミどころ満載の作品が数多く見つかりました。

ONE PIECE、アカギ、ゴルゴ13… 実は終わりが決まってる「人気長寿漫画」

今回はその中でも特にオススメの5作品を紹介していきます。

絶版マンガ図書館

懐かしのマンガを広告付きで無料配信している電子書籍サイト。1970年代から2000年代までの絶版作品を幅広いジャンル取りそろえている。

クラウドファンディングで続編の制作も!
20年以上前の名作少女マンガ『ゆめ色クッキング』

「絶版マンガ図書館」というサイト名を聞くと、不人気なマイナー作品ばかりが並んでいるイメージを持つ方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。過去に人気マンガ雑誌で連載を飾っていた名作も少なくないのです。

少女マンガ雑誌「少女フレンド」で1988年から約2年にわたり連載されていた『ゆめ色クッキング』もそのひとつ。高校生の主人公の芹香が大好きな料理を通じて周囲の友人や家族、憧れの人との関係を築いていくこちらの作品は、全7巻が無料で配信されています。

作者のくりた陸先生が描く登場人物達の繊細な心理描写と、恋にひたむきでまっすぐな芹那の姿は、連載から20年以上経った今読んでもキュンキュン来ます。ちなみにくりた先生は、クラウドファンディングサイトでサポーターを募り、続編となる「新章 ゆめ色クッキング」の執筆もされているのだとか。

続編では娘を持つ母となった芹那と、家族の新たな物語が描かれているようです。子供のころに夢中で読んでいた少女マンガの主人公が自分と同じように年を取り、新たな物語を紡いでいると思うと胸が熱くなりますね……!

最近ではNHKの朝ドラ『まれ』に影響を受けてパティシエを目指す女の子も増えているみたいですし、お料理マンガが好きな方には絶対に読んでもらいたい作品です。

ラブコメの一時代を築いた名作『ラブひな』

週刊少年マガジンで連載され、2000年にはアニメ化もされた王道ラブコメディ『ラブひな』。もはや絶版どころか超人気マンガであるはずのこちらの作品も、「絶版マンガ図書館」では全巻無料で配信されています。と言うのも、実はこのサイトを立ち上げたのは『ラブひな』の作者である赤松健氏なのです。

立ち上げ人自らが、自身のヒット作を無料配信するなんて太っ腹! エッチなハプニング満載のドタバタ展開は、のちのラブコメマンガにも影響を与えた超王道のストーリーラインです。まだ読んだことがないという方は、いますぐチェックしないと損ですよ!

早すぎた『テラフォーマーズ』!?
ゴキブリが主役のギャグマンガ『天然戦士G』

誰もが嫌う人類の敵・ゴキブリ。そんな嫌われものを題材としながらも、斬新なストーリー設定と鬼気迫るアクション描写で大ヒットとなった作品と言えば『テラフォーマーズ』です。読者の中には、人型に進化したゴキブリ「テラフォーム」の姿を初めて見たときのインパクトが忘れられない方も多いことでしょう……。しかし、実はこの作品が生まれるよりもはるか以前に、同じく人型のゴキブリを主役としたマンガはあったのです。

その作品のタイトルは『天然戦士G』。1996年より「週刊少年サンデー超(スーパー)」で連載されたギャグマンガです。正義の味方「ゴキヴリマン」として戦う少年の日常を描くこの作品、主人公の相棒である「ゴキヴリ・オブ・ゴールド」のセリフが、かの名作マンガ『寄生獣』の「ミギー」のセリフのオマージュ丸出しだったり、数話置きにお色気シーンが盛り込まれていたりと、「どんな手を使っても連載で票を取りに行きたい」という作者の気合が伝わってきます。

時代が早過ぎたのか、たったの3巻で連載が終わってしまっているのは残念ですが、異色のゴキブリマンガとして記憶に残っている方もいるのではないでしょうか?

80年代の懐かしさと恥ずかしさが全開!
細かな描写がじわじわくる『文化人類ぎゃぐ』

最近いろいろな分野で見直されている80年代。音楽にしろファッションにしろ、独特な時代でした。ちょうどバブル景気が始まったころということもあり、少々浮かれていた時代だったと言えるかもしれません。そんな時代に一世を風靡したマンガが相原コージによる『コージ苑』。不条理ギャクマンガの元祖的な存在で、ビックコミックスピリッツに連載されてましたが、相原氏はちょうど同時期、漫画アクションで『文化人類ぎゃぐ』という作品も連載していました。

内容は、当時の若者のライフスタイルをおもしろおかしく切り取ったギャグ漫画なのですが、当時の雰囲気が非常によくわかります。特に、東京に出てきたばかりの地方出身者やDCブランドブームに踊らされる若者の描写などは、同時代を過ごした人間にとっては「そうそう、こんなヤツいた!」とものすごく懐かしくなること請け合いです。ただ同時に、ちょっと恥ずかしい気持ちにもなりますね……。

というわけで、80年代に青春時代を過ごした人にはもちろん、バブルの時代の雰囲気を味わってみたいという人にも、オススメの1冊です。

古き良き時代の純愛ストーリーに引き込まれる
『風呂上がりの夜空に』

『風呂上がりの夜空に』は、先に紹介した『文化人類ぎゃぐ』とは少し違った側面から80年代を描いた名作です。

1984年から週刊ヤングマガジンで連載されたこちらの作品は、高校生の主人公・松井達吉と、風呂屋の看板娘であるヒロイン・花室もえの恋愛を描く青春マンガ。1話完結型で描かれる主人公達の淡々とした日常には、80年代のファッションやカルチャーが散りばめられています(これが、懐かしくもダサかっこよくてたまらない!)。

ヤンマガの連載というと男子向けコミックに思われるかもしれませんが、当時は女子にも人気が高かった作品です。

コアなファンが多い作品なので、連載をリアルタイムで追っていた読者も多いかと思いますが、大人になったいま改めて読み返すと新たな発見があるはず。心だけでも80年代にタイムスリップした気持ちになれる名作です。

いかがでしたか? ここで紹介した作品は、「絶版マンガ図書館」のほんの一部。まだまだ懐かしい名作は眠っているので皆さんも探してみてください。