ドSじゃない刑事、人多すぎなEXILEドラマにぐったり【勝手にドラマ採点】
【勝手にドラマ採点・低評価編 第3回】

 中盤戦に突入した2015年春ドラマを、雑誌等でドラマ批評を執筆する私、スナイパー小林が評価する本企画。前回に続き、私の中で予選落ちしてしまったドラマについて好き勝手語ります。ファンのみなさま、あくまでも個人的な考えですのであしからず。

⇒前回はコチラ http://joshi-spa.jp/262090

◆ドSを貫け! とSっぽく怒鳴りたい!!

ドS刑事<40点>
(日本テレビ、土曜21時、主演・多部未華子)

 刑事モノをやっておけば売れると思っているのか、今クールのドラマは! 多部未華子が演じる個性的なドS刑事・黒井マヤが、真面目だけが取り柄の巡査・代官山修介(関ジャニ∞・大倉忠義)と事件を解決していく。

 多部ちゃんの決めゼリフは「バッカじゃないの!」。で、何が足りないかって、ドラマタイトルにもなっている肝心の“ドS”っぷり。そのせいか、ストーリーも中途半端な展開でおさまっている。ドSならドSで徹底的にやってほしいけれど、コメディドラマだからこんなものでいいのか、と流して見るくらいで充分だ。

 そんな中で目が離せないのが、課長役の吉田羊。彼女の演技こそ、Sっぷりがにじみ出ていて楽しいし、昨年から『HERO』で検事役、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』で今回と同じく警察幹部役とクール系のハマり役で来ていて見ていると爽快なので、そこだけは注目。

◆ケンカ、老人介護、不倫…もうお腹いっぱい

ワイルド・ヒーローズ <30点>
(日本テレビ、日曜22時半、主演・TAKAHIRO)

 地元で伝説となったヤンキー仲間が10年後に再結成、記憶喪失の少女を救うために奮闘していく――。

 演技力とかそういったものはEXILEというトップスターの地位に免じて触れないでおくが、出演者の数が多すぎるのである。見ながら「えっとこれ誰……?」と相関図を見直さないと分からなくなってしまうのは、単に私が年なのかと思ったけどそうではない。でも、このドラマはEXILEファンのミサの一環であるから仕方ないのだ。

 何かといえばケンカしまくっている血気盛んなドラマだけど、唯一の癒しシーンが岩田剛典ことガンちゃんのベッドシーン。決してリアルな濡れ場ではないのだが、彼の肉体美が拝めるのは昨年のフジTV『ディア・シスター』以来なので、これはお宝であり、月曜から頑張って働くためのエナジーである。

 相手役は清純派で通していた酒井美紀で、愛欲にまみれる主婦役がズッポリとハマっている。「こんな関係良くないよ(岩田)」「ダメ帰さない!(酒井)」といったやり取りが毎回繰り広げられるのだが、そのたびに「そうだよな、帰したくないよなぁ」とうなずける。あれだけの肉体美に抱かれる恍惚感をそんなに簡単に手離せるわけがない。

 その憂いを彼女がアラフォー代表で表現してくれているのだと思うと、共感でしかない。私なら、金を積んででも男にすがるだろう。酒井さん、ラストは彼の首を絞めてでも帰さない勢いでお願いします。

 ※次回は、高評価編をお届けします。

【スナイパー小林 プロフィール】
1985年TBS系ドラマ「毎度おさわがせします」を皮切りに小学生からテレビおたくになり、You Tube全盛の時代になってもテレビをひたすら愛し続け、文章にする芸能ライター。ドラマもいいけどアナウンサーのディスりも、コーヒーも大好きな40歳。