中国人観光客による食べ物の浪費に業を煮やしたスイスのホテル、テーブルに飢餓児童の写真を展示―スイスメディア

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環珠時報は16日、ビュッフェ料理を大量に残す中国人観光客に見かねたスイスのホテルが、中国人観光客向けに飢餓に苦しむ児童の画像を掲示して注意を促したとするスイス紙Tages―Anzeigerの14日付報道を伝えた。

スイス・ルツェルンのホテルでマネジャーとして働く51歳の女性は、中国人客が朝食ビュッフェの際に料理を山のように自分の皿に盛り付けるにもかかわらず、半分は食べ残して帰るのを見て「非常に心が痛む」と語る。

このホテルでは、食べ物をムダにする行為との「闘争」を実施。先日から食卓上に英語と中国語で「スイスでは道徳的な理由により、いかなる食べ物をムダにすることも望みません。自分が食べられるだけの量をお取りください」という札を置いている。

また、さらなる措置として、飢餓に苦しみ死の縁に立たされている子どもたちの写真を展示。女性マネジャーは自分たちの行動は正しいものであり、使命感を持っているとの認識を示すとともに「いくらかでも状況が変わることを望んでいる。全世界は変えられないが、これはスタートなのだ」と語った。「道徳上の義務」という彼女たちの行動に、一部の人たちからも肯定的な声が出ているとのことだ。

ただ、食べ物の浪費は中国人客のみならず、インドやアラブ諸国からの客でも起こる。このため、ホテルの行為が中国などの観光客の気分を害するのではと心配するスイス人も多い。欧州の客が減る中で、アジアからの客がますます重要視されているからだ。何といっても、スイスを訪れた中国人観光客は買い物だけで1人あたり450スイスフラン(約5万8600円)のお金を使ってくれるのだ。

実際、中国においてはお皿の料理を一部残すというのは一般的な現象だ。スイスの観光当局は2013年に外国人客の習慣にかんするパンフレットを発行した。そこには、中国人客には冷静、重視、謙遜の態度で接し、絶対に眉をひそめたり対抗したりしてはいけない、中国人観光客にとって縁起の悪い「4」の数字がつく番号の部屋を手配してはいけないなどといった内容が記載されている。

(編集翻訳 城山俊樹)