チャンピオンズリーグ(CL)で決勝に進出したユヴェントスだが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は冷静を強調している。前任者のアントニオ・コンテ監督からのメッセージも明かした。

「たくさんのメッセージを受け取った。うれしかったよ。クラブやサポーターのことを思うとうれしい。コンテ? CL決勝を決めたときに連絡はなかった。だが、リーグ戦で優勝を決めてからメッセージをくれたよ」

「(シルヴィオ・)ベルルスコーニはもともとメッセージを送る人ではないけど、(アドリアーノ・)ガッリアーニからはメッセージがあって、祝福してくれたよ。ミランで3年半を過ごし、私は素晴らしい関係を築いたんだ。キャリアにおける重要な一つのステージだった。カリアリ時代も同じだ。だが、そういう時期がまだあることを願っている」

「マドリッドでの試合直後は、アツくなっているから、自分たちでも何を成し遂げたのか分かっていなかったかもしれない。CL決勝進出は素晴らしい目標達成で、キャリアにおいてそうあることではないよね。開幕時には誰も期待していなかったはずだ。考えもできなかったことだよ。だが、我々は堂々とそこにたどり着いた。我々は自信をもって、徐々に、継続的に成長してきたんだ」

「今は(16日の)インテル戦、コッパ・イタリア決勝、そしてナポリ戦のことを考えなければいけない。トリノの街でいつスクデット獲得祝いをやるかは分からないよ。決勝への準備をしなければいけないんだ。ただし、不安などを感じてはいけない。相手はとても強いチームだ。我々には良い可能性があるが、簡単ではないだろう」

「欧州レベルでも、世界レベルでも、今のユーヴェにはとても重要な価値がある。我々はうまくやってきた。だが、少しの運もあったね。我々にはまだ成長の余地がある。開幕時の目標はスクデット連覇だった。4連覇だ。だから、現時点で我々は十分に満足だと考えられる」

「インテル戦では、(カルロス・)テベスと(アンドレア・)ピルロ、(ジャンルイジ・)ブッフォン、(パトリス・)エヴラ、(アルトゥーロ・)ビダルの5人がトリノに残る。(クワドゥオ・)アサモアは起用可能だ」

「インテル対ユーヴェは、いつだってインテル対ユーヴェだよ。彼らはヨーロッパリーグ(EL)出場も争っている。モチベーションはあるはずだ。我々はユーヴェなんだしね」

「契約延長? 試合がたくさんあるんだ。我々は今後の試合のことを考えている。契約延長について話すタイミングじゃない」

「(パウロ・)ディバラ? まだ彼はウチの選手ではない。彼については話さないよ」

「イタリアサッカー? ナポリはEL決勝に進む良いチャンスがあると思ったんだが、残念だったね。イタリアサッカーはすべてダメなわけじゃない。今季はELで2チームがベスト4まで進み、我々がベルリンにたどり着いた」

「外国人選手たちのことばかりが騒がれるのは残念だ。イタリアにも重要なタレントたちがいる。我々がワールドカップで4回優勝しているのは偶然じゃないんだ。インフラやユースに関する発明が必要だ。ただ、自分たちのサッカー文化を変えることはなく、ね」