元イタリア代表監督のアッリーゴ・サッキ氏の発言が、新たな騒動を呼ぶかもしれない。

サッキ氏は15日のイベントで、2010年にジョゼ・モウリーニョ監督の下でチャンピオンズリーグ(CL)を制覇したインテルについて、このように述べたのだ。

「前回、CLを制覇した我々イタリアのチームはインテルだった。一人もイタリア人選手がいなかったね。私は、これはまったく恥だと思う。残念ながら、イタリアでは勝つために魂すら悪魔に売り渡してしまうものなんだ」

一方で、サッキ氏はユヴェントスに賛辞を送っている。

「イタリアサッカーに太陽が戻った。ユヴェントスのおかげでね。この太陽がイタリアサッカー、そしてイタリアのそれ以外のことも輝かせてくれることを願おう。長年暗い時期が続いたからね。ベスト8にもたどり着けなくなって5年だったんだ(実際にはユヴェントスが2013年、ミランとインテルが2011年と2012年にベスト8に進んでいる)」

サッキ氏はこのように続けている。

「世界のどの国でも、その国の選手たちがプレーするものだ。世界で最も有名な選手たちを獲得するレアル・マドリーであっても、スペイン人選手を望むものだよ。だが、我々は気にしないんだ。勝つだけでいいんだよ。だったら、それで勝てばいい」

「だが私は、ユヴェントスがそれをやらないように願っている。主役として勝ってほしい。私は4年間とセリエAでそれほど長く指揮を執ったわけではない。でも、我々の勝利が大きく扱われたのは、示したプレーのクオリティーであり、我々が人に与えてきた感動や楽しさのおかげなんだ」