<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2日目◇15日◇太平洋クラブ 江南コース(7,053ヤード・パー71)>
 前週に行われた、欧州ツアーなど3ツアー共催の「アフラシアバンク・モーリシャスオープン」で欧州ツアー自身最高の5位フィニッシュ。インド洋の島国で自身22か国目の戦いを好成績で終えた川村昌弘がこの日5バーディ・ノーボギーの“66”でトータル7アンダーの3位タイに急浮上を果たした。まだ疲れも残る中、首位とは3打差で週末の戦いに挑む。

 モーリシャスから帰国したのは月曜夜。“モーリシャス→ドバイ7時間、ドバイ→日本の10時間”という長時間フライトを終えてコースにたどりついた。5時間の時差で迎えた予選36ホールの内容は「ずっと、ショットが良くてパットが入らない、というのが続いている。ショットに関しては毎日100点」。この日は10番で約10メートルのパットを沈めた場面はあったものの、ショットで作ったチャンス数の割にスコアを伸ばすことができず。「最後(18番)も3メートルくらいだったんですけど」と首をひねった。
 パターに苦労しだしたのは、今年の2月頃だ。アジアンツアーでインドの試合に出場している時に「もうグリーンがガサガサ過ぎて(笑)。ストロークが悪いのか、グリーンが悪くて入らないのか、わからなくて(手が)動かなくなった」。感覚派の川村はパターにもアイアン同様のグリップを使用していたが、「本当は細いグリップの方がフィーリングが出て“ノッて”くるんですけどね。リハビリ中です」とスーパーストロークと呼ばれる流行の太グリップに変更。オートマチックにストロークできるグリップに変更したことで不安を解消した。
 2013年の「アジアパシフィックパナソニックオープン」優勝で得たアジアンツアーの出場権を手に、本格的に世界へ打って出た。2014年には14か国をまたにかけてヨーロッパ、アジアを渡り歩いた。「最初から日本のQTを受けるか迷っていたくらい」という海外志向とバイタリティ。言葉は「雰囲気英語(笑)」。それでも、海外選手の暖かさと、日本ではありえないロケーションのゴルフコースの数々に魅了された。
 今後も日本にとどまるつもりはない。「やっぱりヨーロッパが好きですね。西回りで世界にいければと思う。アメリカだけって言うのも僕は考えられない」。一番好きなトーナメントはスイスで行われる「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」。苦労したインドでの戦いも「僕らは恵まれているんだな」と思うところがあり印象深い。ロシアの人たちの意外な温かさもお気に入り。流浪の21歳にとっては、PGAツアーのあるアメリカ大陸すら窮屈だ。
 秋には夢である欧州ツアーの予選会を受験予定。「それまでにアジアと日本のシードを確定させたい」。今大会優勝で手に入る5年シードは何より、欲しい。
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