“ライトセーバー”の誕生秘話、スター・ウォーズ6作デジタル配信の特典。

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世界が待ちわびている「スター・ウォーズ」シリーズ新3部作の第1作目「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が、いよいよ今年、12月18日に公開される。その公開に先駆け、これまでの「スター・ウォーズ」シリーズ6作が6月1日より初めてデジタル配信されるが、この配信で注目したいのが、これまで発売されたビデオ、レーザーディスク、ブルーレイやDVDに収録されていなかった新たなボーナス映像だ。ファン垂涎のコンテンツが満載とのことなのだが、ジェダイやシスたちの武器“ライトセーバー”の撮影秘話についての映像が含まれるという情報を入手した。

そして今回、デジタル配信を目前に控え、ライトセーバーの誕生秘話を語ってくれたのは、セット・デコレーター、アート・ディレクター、プロダクション・デザイナー、および長編映画監督の肩書きを持つ英国人のロジャー・クリスチャンだ。

「私はレーザー・ソード(ライトセーバー)をはじめとする、すべてのキャラクターの武器を製作しなければならなかったのです。ジョージ・ルーカスの下で、“使用感のある”スター・ウォーズの世界観を創出する役割を担っていました」

中でも、ライトセーバーは、最大の難問だったと振り返る。

「ジョージはラルフ・マクウォーリー(コンセプト・デザイナー兼イラストレーター)に『特別にこしらえたように見えるものは映画に登場させたくない。すべてが現実の世界に存在しているように見えなくては駄目だ』と繰り返していました。予算がほとんどなかったため、昔の武器を映画に取り入れることも可能ではないかと思いましたが、レーザー・ソードになるような物を見つけることは非常に困難でした。それは、アーサー王にとってのエクスカリバー(剣)のように、映画の象徴的存在とならなければいけなかったので」

実際、スタッフ陣は、原型となるものを探し回ったり、特殊効果の担当者たちがいくつかアイデアを出したりもしたが、ジョージ・ルーカスが首を縦に振らなかったようだ。

「その後、私は遂にこのグラフレックスの持ち手を、偶然カメラ店で見つけたのです。一目見てこれだ! と思いました。そのまま使用できると思いましたが、スター・ウォーズ的な外観とするためにできるだけ改造する必要もありました」

ロジャーは、ライトセーバーについて、配給会社からゴーサインが出たのは、撮影にギリギリ間に合う時期だったと告白。

「撮影所に入ったのが1月4日で、3月にはもう撮影に入っていました。SF大作映画の準備をたった2か月で終えるのには、大変な労力を要します。実際に私はパニックに陥っていました。最初から、完全な機能を持ったレーザー・ソードは必要ではありませんでしたが、ルークが着けるベルトから吊るさなければならなかったので。グラフレックスの持ち手を見つけたのは1月も終わりにさしかかる頃でした」

いまや「スター・ウォーズ」シリーズを語る上で、欠かすことができないライトセーバー。完成するに至るまでには紆余曲折のドラマがあったようだ。

「スター・ウォーズ」シリーズ6作の一挙デジタル配信は、6月1日(月)よりスタート。