「バイリンガル」が、賢くクリエイティブで愛にあふれている理由とは?

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バイリンガルが、実際に賢いのだという研究結果が出ている。複数の言語を操るということは、脳みそを鍛えること。つまり、結果としてより賢く、創造的になるのだ。
ここでは「Elite Daily」でたちまち話題になった記事「バイリンガルが素晴らしい理由」を紹介する。あなたも今日から、新しい言語をものにしたいと思うはず。

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バイリンガルの脳は
変化に敏感で、認知症になりにくい

米国科学アカデミーによる調査では、ひとつの言語で育った子どもとふたつ以上の言語で育った子ども、それぞれの7ヶ月時点での認識力を比較した。結果、より早い段階からたくさんの言語で育った子どもの方が、自分のまわりで起きた変化に敏感に反応するということがわかった。

カリフォルニア大学の神経心理学者によって行われたもうひとつの実験では、認知症とバイリンガルの関係に迫っている。44人の初老の人たちを対象にした実験では、複数の言語を話す人たちの方がアルツハイマー病や認知症の発症時期に遅れがみられることも判明した。

また、「NPR」では、バイリンガルは認知症の始まりが4年半遅いという記事が掲載されている。

これら3つの事象は、脳内である言語を使っているときは別の言語による思考を遮断していることを示す。それが認知力、注意制御など、ひとつの言語を話している時にはない脳の使い方になるためと言われている。

複数の言葉で考えることで
客観的で、創造的になれる

「Psychology Today reports」によると、複数の言葉話者は問題提起と解決に長け、より創造的になると指摘している。これは考えるパターンや比喩の種類が話せる言語の数だけあるので、課題に対して革新的なアプローチができるという理由からだ。

また「Medical Daily reports」では、120人の9歳の児童を観察したところ、バイリンガルが言語だけでなく、数学や問題解決の能力にも寄与していると報告した。

これらの事例からも複数の言語を早期から学ぶことによって、子どもたちは様々な考えと概念を理解する能力を身につけていることがわかる。
例えば主に英語を話す家庭で育っても、父はアルゼンチン出身という家庭の場合、自ずと異文化に触れることになり、自分自身のアイデンティティについて考える機会も増える。自分は誰であるか表現する必要が増えることも、バイリンガルが創造的になるという一端を担っているといえるだろう。

人の心をよく理解して
愛に溢れている

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複数言語話者は人の気持ちをよく理解するだけでなく、自分に対する客観性も持ち合わす。カリフォルニア大学心理学学部で研究をしているSusan Ervin-Tripp氏は、「バイリンガルの感情」という論文を書いた。彼はバイリンガルには、2つの個性があるとさえ報告している。

複数言語話者に多重の人格があるように感じるが、確かに彼らはそれぞれの言語で感情を抱く。モラルや情熱を理解するためのツールとしての言語を幾つも持っていることは、すなわち心の扉をあける鍵を複数持っているということでもある。だからこそ、さまざまな人の心を理解できるのだ。

そして「愛しています、te amo、我爱你」

こういった言葉を繰り返しささやくことが人間の関係性において、どれほど重要であるかも知っている。

Licensed material used with permission by Elite Daily