学生の窓口編集部

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日本の国技、相撲では、身につけるものはまわしだけ。鍛え上げられた肉体と精神、そして技がぶつかり合う土俵上の闘いは、見ていてアツくなりますよね。ただ、あまり相撲に詳しくない人にとって、少しわかりにくいのが決まり手。

中には、「何それ!」とツッコみたくなるようなものもあります。今回はそんな、名前からは想像できない相撲の決まり手を読者432名に聞きました。

Q.名前からは想像できない相撲の決まり手を教えてください(複数回答)
1位 ちょん掛け 27.6%
2位 二丁投げ 23.1%
3位 撞木反り(しゅもくぞり) 22.4%
4位 浴びせ倒し 19.9%
5位 呼び戻し 19.7%

■ちょん掛け
・「弱そうな名前」(32歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「大きな身体の人たちが投げ合うような種目で、『ちょん』なんて可愛い響きの技があるとは驚き」(23歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「『ちょん』は『少しだけ』という意味なのか?」(25歳男性/食品・飲料)

■二丁投げ
・「一回投げれば終わりだから」(31歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「豆腐じゃね?」(36歳男性/機械・精密機器/販売職・サービス系)
・「なぜ二丁なのか謎」(27歳女性/生保・損保/専門職)
■撞木反り
・「撞木が何なのかわからない」(26歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「何が反るのか、わからない」(27歳女性/学校・教育関連)
・「まず読めない」(25歳男性/団体・公益法人・官公庁/経営・コンサルタント系)

■浴びせ倒し
・「意味がわからない」(22歳男性/自動車関連/事務系専門職)
・「何を浴びせるのかわからない」(32歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「すごい体制を想像してしまう」(41歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)

■呼び戻し
・「体を使うかどうかさえもわからないなと思います」(32歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「思わず『どこ行くの?』と言ってしまいそう」(22歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「イメージがつかない」(30歳男性/情報・IT)

■番外編:一体、何をどうするの?
・とったり「『何をとる?』って感じ」(27歳女性/医療・福祉/専門職)
・三所攻め「どこが3か所なのか」(34歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・後ろもたれ「ブレーンバスターみたいな感じがする」(51歳男性/情報・IT/技術職)
●総評
1位に輝いたのは「ちょん掛け」でした! かわいらしい名前ですが、これも立派な決まり手の一つ。つま先を相手のかかとに掛けて倒す……というような技だそうです。足を掛ける形が、「手斧(ちょうな)」という材木を削る道具に似ているため、この名前になったのだとか。

続く2位は「二丁投げ」。みなさんが気になっている「二丁」は「二本足」のことだそう。成功すると相手の両足をまとめて払うことができるという、なんとも豪快な技。相手の体が宙で一回転するそうなので、ぜひ見てみたいですね。

3位には「撞木反り」がランクイン。「撞木(しゅもく)」はそもそも仏具の一つで、鐘を鳴らすための丁字形の棒のこと。「撞木反り」は相手を肩に担ぎ上げるような技なので、その様子が丁字形に見えるということでしょうか。

番外編では、「三所攻め」という回答も。これは、まずは片足を「内・外掛け」、さらにもう一方の足を「足取り」、そして「押し」や「寄り」で倒すという技。両足と胸で「三所」なんですね。こうして決まり手に注目して相撲を見てみるのも、なかなかおもしろそうです。

(文・OFFICE-SANGA 森川ほしの)

調査時期:2015年3月25日〜2015年3月30日
マイナビスチューデント調べ
調査数:男性142名、女性290名
調査方法:インターネットログイン式アンケート