「世界基準」掲げるハリル監督、CLの映像使ってミーティング

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 練習後のストレッチを終えて選手がピッチを引き揚げる中、日本代表候補初選出のDF丹羽大輝(G大阪)がバヒド・ハリルホジッチ監督と通訳をまじえて個別指導を受けた。

「今日の練習の中で気になったことがあって、通訳に聞いたら『直接(監督に)聞いてみるか』となって。ラインとか守り方とか、ちょっとしたところ。僕は細かいので、そういうのが気になるから」

 29歳での初代表候補。疑問は率直にぶつけ、少しでも早く戦術を理解しようと貪欲に取り組んでいる。前日12日夜のミーティングで指揮官は「世界基準でやろう」と強調。参考映像として流れたのも欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦バルセロナ対バイエルンの試合だった。

「チャンピオンズリーグの映像を見ながら、アプローチのスピードや(ボールを)奪いに行く姿勢を見せられた。W杯やチャンピオンズリーグは違うと。監督自身、W杯を経験しているし、説得力があるというか、見ているレベルが違うなと思った」

 球際やパススピード、攻守の切り替えの速さなど、基本的なことでありながら日本人に足りない部分を“世界基準”に引き上げようとするハリルホジッチ監督は「(クラブに)帰ってからが大事になる」とも指摘。丹羽は「体脂肪のこともそうだし、いいパフォーマンスをしている選手しか呼ばないと言っていた」と、代表定着に向け、あらためて気を引き締めていた。

(取材・文 西山紘平)