サダム・フセイン元イラク大統領の弁護を務めるアンマン国際弁護団スポークスマンのジアード・ハッサウニー氏が1日来日し、外国特派員協会(東京都・有楽町)で会見を開いた。同氏は冒頭のスピーチで、イラク戦争の不法性と、アメリカによるフセイン元大統領への人権侵害を訴えた。



1日、外国特派員協会で会見するハッサウニー氏(左から2人目)とアザハリ同協会副会長(左)、デミリア同協会第2副会長とジャーナリストの平田伊都子さん(右端)。(撮影:比嘉杏里)
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 ハッサウニー氏は、「元大統領は逮捕の際米兵に暴力を振るわれ、拘束後は弁護士や家族との面会も禁じられている」とし、米軍は捕虜の待遇を定めたジュネーブ条約に違反していると批判した。米国がブレマー行政官に戦争後のイラク統治を担当させたことも、「中立性のない処置だ」と指摘した。

 元大統領の現状については、「テレビもラジオも新聞もない、世界から切り離された生活を強いられている」と話した。また、「日本がアラブ諸国とバランスの取れた関係を築き、人々が援助の手を差し伸べてくれることを望んでいる」と語った。

 アンマン国際弁護団は、アメリカ、イギリス、レバノン、エジプトなど各国から集まった20人の弁護士で構成され、昨年12月にラムゼー・クラーク元米司法長官が参加したことで話題になった。ハッサウニー氏は今月6日、東京都渋谷で開催される「米英のアフガン・イラク侵略戦争を糾弾する3・6集会」で講演を行う予定。【了】