“ハリルの言葉”を待つ槙野「僕にとっても良いこと」

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 DF槙野智章(浦和)がハリル体制下で威勢の良さを見せている。日本代表候補合宿初日のトレーニングでは、初招集で緊張気味の若手メンバーたちをランニングの先頭の方に呼び寄せて一緒に走るなど、リーダーシップを発揮した。

「僕が言うのもなんですが、若い選手がたくさん入って来ている。後ろの方で緊張しながら走っている選手もいたので、前に来させて走った。1泊2日、3回しかない練習の中で、若い選手が存在価値を出すために、僕たち周りの選手が力を引き出してあげるというのも大事」

 ミニゲームでは3月の合宿で植え付けられた「球際、ボールスピード、判断(スピード)」を強く意識したプレーでアピールした。練習は2時間超えという長さだったが「監督は『軽い練習だ』と言っていましたよ」と、槙野は涼しい顔を浮かべた。

 合宿前日には指揮官が「槙野に言うことは20日前から用意している」と語っていた。槙野は「夜にミーティングがあるのでそこで言われるのだと思う。何を言われるか分からないが、言われることは僕にとってもチームにとっても良いことだと思う」と“ハリルの言葉”を歓迎している。

 今回の合宿は6月に始まるW杯アジア2次予選を見据えたものである一方、国内組でチームを編成することになる8月の東アジア杯(中国・武漢)に向けた第一歩という位置づけでもある。

「僕たちにとっては、国内で与えられている環境の中でどれだけできるか。(所属チームと)ポジションが違う選手もいるが、その中で光るものを出さないといけないのかなと思う」。1泊2日の短期合宿。槙野は「密度の濃い時間にしたい」と意気込んだ。

(取材・文 矢内由美子)