過熱感がある大成建設やアシックスは避けよ! 東京五輪関連は小休止中の本命株が買い時に

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2013年9月に開催が決定した東京五輪の関連株は、その数カ月前から注目のテーマとなり、株価が大きく上昇した。ただ、開催決定後は上値が重く、軟調な展開に。その時点では、あくまでも将来に対する期待で買われたため、東京での開催決定で材料出尽くしとなり売られたのだ。その後、14年後半から再度注目され上昇し始めた株もあるが、まだまだ小休止中の株もある。今こそ買いの東京五輪株とは…。

東京五輪決定で急騰した後にいったん
休憩した株が業績好調で再上昇中だが…

 2014年後半以降、老朽化が進んでいた道路などのインフラ整備や、国立競技場の解体も進み始め、関連株の業績が上向き、いったん休憩していた関連株の株価も再び上昇を開始している。

 東京五輪のメイン会場となる新国立競技場のスタンドを施工する大成建設(1801)は、利益率の改善が進み、第3四半期時点の営業利益が2桁増に。軟調だった株価も14年後半から再び上昇し、06年の高値632円を超える展開に。他にもスポーツ用品大手のアシックス(7936)や、ビルなどのコンクリート構造物補修工事を展開するショーボンドHD(1414)など、五輪関連株の株価が大きく上昇した。最初の夢で買われた時とは違い、実際に業績が上向いたことで株価を押し上げたのだ。とはいえ、上がり過ぎた株は、全体相場が下がる展開となると、株価が大幅に下落する可能性もある。

 リスクを抑えて、大きな上昇を狙うなら、小休止を続けている出遅れ株がオススメだ。東京五輪は広い範囲の企業業績に寄与することもあり、本命株の中にも株価が休憩中でお買い得な株があるのだ。

廃棄物処理など関連分野は拡大傾向で
五輪関連で儲かる株はまだまだある!

 これから、旧国立競技場の解体や周辺施設の整備、インフラの改修などで大量の廃棄物が出ることになるが、その処理を行なうのがタケエイ(2151)だ。大震災関連の廃棄物処理の終了などで15年3月期は業績が落ち込んだものの、「東京五輪に向けたインフラ整備の本格化はこれからで、16年3月期以降は業績拡大が期待でき、現在の株価の出遅れはチャンス」とグローバルリンクアドバイザーズの戸松信博さんは指摘する。

 他にも、インフラ整備に欠かせないセメントの国内首位である太平洋セメント(5233)や、東京五輪から復活する可能性がある野球、ソフトボール関連の売上げに期待ができるスポーツ用品大手のミズノ(8022)は、これから確実な需要が見込め、2020年に向け業績が拡大する大きな可能性を秘めている。

 このように、だれもが注目しているタイミングではない時にこそ株の買い時はあるのだ。