パレルモ会長、リスクを避けるため移籍前のディバラを「使わない」

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 パレルモ所属のFWパウロ・ディバラが、今シーズン残りの試合に出場しない可能性が浮上した。7日付のイタリア紙『La Repubblica』が報じている。

 パレルモの会長を務めるマウリツィオ・ザンパリーニ氏が同紙のインタビューに応じ、ディバラについて「今シーズン残りの数試合、ディバラを使わないでくれと、(ジュゼッペ)イアキーニ監督に頼んだ。あと8〜10日で売却を決めることだってできる。とてもデリケートな時期だから、負傷を避けたい」と、放出前にアクシデントを避けたい意向を口にした。

 また、「イタリアではユヴェントス、インテル、ミランが彼に強い関心を抱いている」と国内の移籍先候補を挙げ、「ヨーロッパではパリ・サンジェルマン、アーセナル、マンチェスター・Cがディバラ獲得を望んでいるが、FFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)ルールがあるから、彼らは先に選手を売る必要がある」と、国外クラブからの関心も明かした。

 現在21歳のディバラは、2012年にパレルモへ加入。今シーズンはセリエAで32試合に出場し、チームトップの13得点を挙げている。