ユダヤ教における聖書は、キリスト教が旧約聖書と呼ぶもので、冒頭の「アダムとイヴ」「ノアの方舟」「バベルの塔」など創世記のエピソードはよく知られているところです。

さて、ある外国人が引っ越しのお祝いとして、ユダヤ教徒の祖母から「1枚の絵」をプレゼントされたそうです。

宗教的な絵画なので、きっとお堅いものなのかと思いきや……

 


こちらがユダヤ教徒のおばあちゃんから贈られた絵画

ん……水泳大会?

しかもプールの水を割っている!?

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この人は……、そう、モーゼ!

エジプトからの逃避行で、海を割る奇跡を起こしたその人ですが……。

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やけにスケールが小さいというか、競泳でズルをするという、なんともせこい奇跡を起こしているのでした。

(大きな画像 - imgur)

これを敬虔な信者であるおばあちゃんからもらったら、そのギャップに苦笑してしまいそうです。

海外掲示板の反応をご紹介します。

●この絵の一番変なところは、右側のプールサイドにいる小さなユダヤ人たち。

↑きっと子供たちだよ。

●別のレーンで水の上をイエス・キリストが歩いているべき。

↑モーゼの五書は旧約聖書じゃなかったっけ? そうなるとイエス・キリストはまだ存在しない。

↑この絵は歴史的に正確なんだな。

ユダヤ人側から、たくさんの人が手を開いたポーズ。

●祖母がくれたって? 無料で? 何かが間違ってる気がする。

↑無料だからって罪悪感がないってことではない。

●水の移動が行われたにもかかわらず、プールから水があふれていないところが気になる。

●モーゼはずるをしているだろ。

●実はこのポスターを持ってる。自分のラビ(ユダヤ教の指導者)もこのポスターを持っていたよ。他界したユダヤ人の祖父らも全員持っていた。ユダヤ人の友人も全員持っている。それを見るたびに、セーデル・シェル・ペサハを思い出させる。
(セーデル・シェル・ペサハ - Wikipedia)


どうやらおばあちゃん独自のジョークではなく、比較的ポピュラーな絵画のようです。

日本ではあまり接する機会の少ない宗教ですが、意外とユーモアに富んでいるのかもしれません。

My Jewish mother gave me this as a housewarming gift.

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