学生が無料で入居できる老人ホーム。オランダでも話題の「異世代ホームシェア」って?

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いま、世界中の老人ホームや介護施設は人手不足。高齢化社会のため、施設の数も入居希望者に対して足りていない状況があります。

ここで紹介するのは、そんな問題をちょっとでも解決できるかもしれない「異世代ホームシェア」のお話。とてもシンプルな仕組みで、世界各地で注目が集まっているようです。

高齢者と若者が一緒に暮らす
シェアハウス

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異世代ホームシェアは、若者と高齢者が協力しながらひとつ屋根の下に暮らすシステムのこと。

例えば、オランダにある老人ホーム「Humanitas」では、条件を満たした学生であれば無料で入居できる仕組みがあるそうです。

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米・公共放送サービス「PBS NewsHour」で紹介されている内容によれば、入居条件はとても簡単。月30時間以上ホームの高齢者と仲良く過ごすこと。それだけで無料で住む場所を借りれるとあって、経済的に余裕のない学生にとっては便利なシステムとなっているようです。

しかも、人生の先輩たちからは学べることもいろいろあるのだそう。 お年寄りにとっても、若者がいることで新鮮な気持ちをかんじることができ、孤独を感じずに済むのだとか。その他にも食事の用意やPCの使い方を教えてもらうことなど、メリットはたくさん。

現在、フランス、スペイン、アメリカなど世界20都市以上の場所で同様の取り組みが行われており、日本でも始まっているようです。

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単身高齢者の自宅で共同生活

読売新聞の医療サイト「yomiDr.」や、日本の介護ビジネスを応援するプロジェクト「HELPMAN JAPAN」では、国内にある同様のサービスが紹介されています。

その中のひとつ、福井大学の研究室が発表した「たすかりす」は、学生と高齢者のルームシェアをマッチングする仕組み。

単身高齢者にとっては余った部屋に住んでもらうだけで、たまに重い荷物を持ってもらったり、何かあった時に救急車を呼んでもらえたり、安心感があるのだそう。

また、長距離通学だった学生も、学校の近くに無料で住むことができます。 その他にも、NPO法人「リブ&リブ」や「ひとつ屋根の下プロジェクト」など、日本でも増えつつある新しい文化のようです。

若い世代にとってルームシェアは一般的になってきた感覚がありますが、世代の全く違うお年寄りとの共同生活も今後は当たり前になっていくのかもしれませんね。

Reference:PBS NewsHour , ビッグイシュー , たすかりす,yomiDr. , HELPMAN JAPAN