【閲覧注意】虫でつくったダース・ベイダーのマスク

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彫刻家で写真家のクラウス・エンリケが4カ月かけてつくったのは、大量の死んだ昆虫類でつくったシスの暗黒卿、映画「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーだ。

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クモからダース・ベイダーを連想する人はそういないだろう。クラウス・エンリケを除いては。

彫刻家で写真家のエンリケは、タランチュラのスケッチをしていたとき、このクモがシスの暗黒卿のマスクの鼻と口の部分に似ていることに気づいた。こうしてインスピレーションは舞い降りた。エンリケは4カ月かけて、大量の死んだ蝶、蛾、サソリ、ヤスデ、それにヘビトンボとセミを1匹ずつ、粘土製の胸像の上に入念に並べた。

こうして完成した作品を撮影することで、彼は時空の彼方から最も邪悪な存在を蘇らせた。鳥肌が立つほどおぞましくも優美な姿で。

「(完成した像を)見たときには、これは本物のダース・ベイダーよりずっと怖いぞ、と思いました」エンリケは言う。

彼は以前にも花と果物と野菜で人の形の像をつくったことがあったが、虫でやるのは別次元の大仕事だった。ただきちんと並べるだけで300時間近くかかったのだ。彼は世界中から集めた合計150匹の虫を使った。タランチュラとサソリはアリゾナの販売業者から、蝶は大部分がeBayの中国人出品者から1匹3〜5ドルで購入したものだ。

蝶は脆いため、エンリケは加湿ボックスを自作して湿度を保った。使ったのは、テイクアウト用の容器、水、ペーパータオル、マウスウォッシュ(細菌の繁殖を防ぐため)、岩、蚊帳。これらのおかげで、彼は蝶の翅をだめにすることなく整え、固定することができた。エンリケはピンを使って虫を固定し、後でPhotoshopでピンを消した。「完成までにはちょっとした虫の専門家になっていましたよ」と、エンリケは言う。

エンリケの作品の多くはいずれ腐ったり崩れたりしてしまう。このダース・ベイダーも脆いため、その写真が最終的な作品だ。

蝶という素材は、主題のメタファーだと彼は感じている。「蝶が意味するのは変態、つまり大変貌。かつては善良で、のちに全宇宙でもっとも邪悪な存在へと変わるダース・ベイダーにふさわしいでしょう」

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