ジャニーズなんて関係ない!? KAT-TUNを右往左往させる番組「タメ旅」
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)という物語の類型があります。これは、「若い神や貴人が、漂泊しながら試練を克服して、神となったり尊い地位を得たりする物語」を指し、古典ではスサノオ神話や源氏物語がこれにあたります。

 そして、現代のジャニーズ貴種流離譚ともいうべき番組が『KAT-TUNの世界一タメになる旅!』(TBS)なのです。

『KAT-TUNの世界一タメになる旅!』、通称「タメ旅」は、KAT-TUNの4人が各地で人とふれあいながら「タメ」になることをする旅バラエティー番組。同番組は、特別番組として5回放送されたのち、2015年4月からレギュラー化されました。

◆頼もしさを感じる体当たりロケ

 レスキュー隊を思わせるコスチュームに身を包んだKAT-TUNの4人は、さすがの凜々しさ。しかし彼らの前には、決して逆らえぬ“3つのルール”が立ちはだかるのです。

 1つ目のルールは、「番組からの指令は絶対」。2つ目は「お金は遣わない」。3つ目は「すべて自分たちの力で交渉すること」。

 これに翻弄されるKAT-TUNの右往左往っぷりが、実に好ましいのです。ぶっちゃけ私たちは、ジャニーズだからって腫れ物にさわるような扱いのKAT-TUNなんて見たくない。

 おびえながら毒ヘビを捕獲したり、洞窟の奥深く湧き水をくみに行ったりと、汗みどろになって頑張るKAT-TUNのなんと頼もしいことか。こんな4人が見たかった!

◆4人が見せるスキは必見

 で、困難なミッションをクリアしていく「本題」もいいのですが、何を隠そう「タメ旅」の真の見どころは別にあるのです。それは、KAT-TUNの見せる“スキ”!

 たとえば、疲労困憊して眠る4人を襲う“寝起きドッキリ”。寝顔に熱い八重山そばを押しつけられて、飛び起きるリアクション……もいいのですが、ガン見すべきはうっすらヒゲが伸びてきた中丸さんのアゴであったり、寝ているうちに外したらしいマスクが片耳にかかっている田口さんだったり、叩き起こされてジャージの胸がはだけ、乳首を掃除機で吸われてしまう上田さんの身悶えだったりするのです。

 また、湧き水で作った水炊きを食べる場面では、「これがどんなにウマイか」伝わればよかったのでしょうが、目を奪われたのは画面の端でかいがいしくアクを取る亀梨さんの姿でありました。

 鍋肌をそっとなぞってアクを取り、肉を取りわける亀梨さん。ザク切りにした野菜を鍋に入れる亀梨さん。喜ぶみんな。ステージでは最高にクールな4人だけれど、地上に降りた天使の素顔をかいま見れる瞬間です。

 ロケでカラダを張っているぶん、KAT-TUNの喜怒哀楽も愛すべき“スキ”も特盛りでこぼしてくれるのが「タメ旅」のいいところ。

◆KAT-TUNが我が家にも来る??

 そうそう、本番組では地元の人に一夜の宿を請うのが通例です。4人が泊まるので余裕がないと困難ですが、「もしかしたら、次はうちに来てくれるかも!?」なんて淡い期待を持てるのも素敵です。

 それは待ちわびたときめきの来訪。もしKAT-TUNが「一晩泊めてください」と訪ねてきたら……!? そのときのため、家族を叩き出しても4人を迎える体勢を、今から整えておきたいところです。

【KAT-TUNの世界一タメになる旅!】毎週金曜深夜0時50分〜TBS系で放送中。http://www.tbs.co.jp/tametabi/

【KAT-TUN 9uarter LIVE 2015 in TOKYO DOME】KAT-TUN東京ドーム公演、5月9日(土)、10日(日)開催。いずれも18時開演。

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>

【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。編集者&ライター。出版社勤務を経て、2000年に独立。著作に『ジャニヲタあるある+』『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)、『ジャニヲタ談話室!』(イースト・プレス)、『ジャニヲタあるある』『ジャニヲタあるある フレッシュ』『パンダフルワールド』(アスペクト)など。『Gina』(ぶんか社)にて、「だてにジャの世は見てねぇぜ! ジャニヲタ魂!!」連載中。ジャニヲタ歴は、約20 年。グループを問わず応援する”事務所担”。mixiコミュニティ”ジャニーズチケットお見合い処”管理人。Twitterアカウント:@mikiru

●公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』 http://mikiru.blog.jp/

●イラストレーター二平瑞樹の育児マンガ「にひパパの育児絵日記」http://ameblo.jp/nihipon/