auのiPhoneが5月1日より1万円以上値上げへ「事実上3キャリアとも値上げ」に
さらにアップスストアで販売されているSIMフリー版iPhoneも値上げが実施されたのだ。
この背景には、日本の急激な円安事情が影響しているようだ。
iPhone値上げラッシュの中、実はau（KDDI・沖縄セルラー）版iPhoneは、価格が据え置かれていたが、5月1日付けで値上げされた。
●本体価格は、実はあまり変化していない？
au版iPhone 6/6 Plusは。どの程度値上げされたのだろうか。
増額前と5月1日以降の増額後を比較してみよう。
iPhone 6 本体代金
（増額前 → 5月1日以降（増額幅））
16GBモデル 72,360円 → 73,440円（＋1,080円）
64GBモデル 85,320円 → 86,400円（＋1,080円）
128GBモデル 96,120円 → 99,360円（＋240円）
iPhone 6 Plus 本体代金
（増額前 → 5月1日以降（増額幅））
16GBモデル 85,320円 → 86,400円（＋1,080円）
64GBモデル 96,120円 → 99,360円（＋240円）
128GBモデル 99,360円 → 99,360円（増額なし）
ここで気づくのは、本体価格は、あまり増額されていないということだ。
確かに価格は上がっているが、最大でも1,080円の増額と、大きな影響は無さそうに感じる。
しかしながら、注意したいのが、実質負担額だ。
ドコモ版やソフトバンク版も含め、キャリア版は月々の利用料金を割り引く施策を行い、2年間利用することで本体をお得に購入できるようになっている。
auでは、どうだろうか、月々の利用料金を加味すると、以下のようになる。
●実質負担額が大幅増額されてしまった?
au版iPhone 6/6 Plusは、ほかキャリアと同じように「新規・MNP」と「機種変更」で負担額が異なる。
それを踏まえて、実質負担額の増え方をみてみよう。
iPhone 6 実質負担額（2年間利用後）
（増額前 → 5月1日以降（増額幅））
16GBモデル
新規・MNP 0円 → 14,760円（＋14,760円）
機種変更 14,520円 → 24,480円（＋9,960円）
64GBモデル
新規・MNP 12,960円 → 27,720円（＋14,760円）
機種変更 27,480円 → 37,440円（＋9,960円）
128GBモデル
新規・MNP 23,760円 → 40,680円（＋16,920円）
機種変更 38,280円 → 50,400円（＋12,120円）
iPhone 6 Plus 実質負担額（2年間利用後）
（増額前 → 5月1日以降（増額幅））
16GBモデル
新規・MNP 12,960円 → 27,720円（＋14,760円）
機種変更 27,480円 → 37,440円（＋9,960円）
64GBモデル
新規・MNP 23,760円 → 40,680円（＋16,920円）
機種変更 38,280円 → 50,400円（＋12,120円）
128GBモデル
新規・MNP 34,560円 → 53,520円（＋18,960円）
機種変更 49,080円 → 63,240円（＋14,160円）
以上のように、実質負担額を加味すると、おおよそ1万円〜1万9000円の間で値上げとなっている。特に、大容量128GBモデルに関しては、機種変更で実質負担額が6万円超えとなってしまっている。
●狙い目は一括購入を条件に割引されるキャンペーン
auの大きな値上げの対策としては、実質負担額は大幅に上がっているが本体価格はそれほど変わっていないところに注目しよう。
本体価格で言えば、ほぼ増額を行っていない
・iPhone 6 128GBモデル
・iPhone 6 Plsu 64GBモデル
・iPhone 6 Plus 128GBモデル
は狙い目とも言える。
少しでも安く購入する方法は、量販店や街のケータイショップでまでに行われている、一括限定価格で割安になるキャンペーンに乗ることだろう。
この方法であれば、値上げ後でも多少お得に購入することができる。また、自宅がケーブルTVなどの「auスマートバリュー」対象で、月々の維持費を安くできるのであれば、値上げ分も吸収することができる。
したがってコツは、キャンペーンを上手に利用することだと言えそうだ。
また、MNPをすることでiPhoneが割安に購入できるキャンペーンを見つけたら、いっそそれに乗ってしまうのも、よい方法と言えるだろう。
※価格は全て税込み、各種キャンペーン施策前の価格です
・au Online Shop
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