ジェフ・ベゾスの宇宙ロケット、初の弾道飛行テストに成功(動画あり)

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アマゾン創業者のジェフ・ベゾスが手がける宇宙飛行船「ニューシェパード」が、初の弾道飛行テストに成功した。ただし、ブースターの軟着陸に失敗したため、宇宙船の再利用にはまだ課題があるようだ。

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アマゾン創業者の億万長者ジェフ・ベゾスが設立した民間の宇宙企業ブルーオリジンが、弾道飛行用ロケット「ニューシェパード」の打ち上げに初めて成功した。

ブルーオリジンのリリースによれば、この無人ロケットは、テキサス州にある基地から垂直離陸した後、高度93kmにまで到達したという。

推進力110,000lbf(重量ポンド:質量1ポンドの物体に対して標準重力加速度と同じ加速度を生じさせる力)の液体酸素/液体水素ロケットエンジンによって打ち上げられた乗員カプセルは、マッハ3の速度に達した後、推進モジュールから分離された。その後、乗員カプセルは3つのパラシュートで無事に降下できたが、ロケット部分は残念なことに、無傷のまま地球に戻ることはできなかった。ロケットは再利用を目指した設計となっているが、油圧計の問題により、ブースター部分が地上に軟着陸できなかったのだ。

この宇宙船の定員は6名で、リチャード・ブランソンが手がける宇宙旅行プロジェクト「ヴァージン・ギャラクティック」と同じく、お金持ちの旅行者を宇宙の入り口まで連れて行くことを目指している。

「われわれはすでにかなりの期間、油圧システムの改善に取り組んできた。また、推進モジュールの2号機や3号機の組み立てもすでに進んでいる」とベゾスはブログで書いている。「再飛行の準備は近いうちに整うだろう」

ブルーオリジンは、さらに大型のロケット開発にも取り組んでいる。同社によればこのロケットは、宇宙飛行士を軌道上に送ることができるようになるという。「VeryBigBrother」と名付けられたこの宇宙船は、推進力550,000lbfの液化天然ガス/液体酸素エンジン「BE-4」を搭載する予定だ。

ブルーオリジンは2014年9月、BE-4エンジンの開発でユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)と提携することを発表している。このエンジンは、ULAの新型ロケット「ヴァルカン」のエンジンとしても使われる予定だ。

多額の費用がかかっても、少々のことなら問題ないだろう。アマゾンは4月24日(米国時間)、売り上げが前年同期比で15%増加したと発表。創業者であるベゾスの資産は400億ドルを超え、彼は世界で10番目のお金持ちになっている。

なお、ニューシェパードという宇宙船の名前は、米国で初めて宇宙飛行に成功したアラン・シェパードの名にちなんでいる。シェパードは1961年、ユーリイ・ガガーリンが世界で初めて宇宙飛行を成功させてから3週間後に、15分間地球を周回した。

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