<ボランティア・オブ・アメリカ・ノース・テキサス・シュートアウト 初日◇30日◇ラスコリナスCC(6,462ヤード・パー71)>
 14番ホール、リディア・コは2打目のショットをグリーン右に大きく曲げてしまった。ここでのアプローチ方法は2つだった。グリーンを囲む大きな木の上を行くか、下を行くかだ。彼女は前者の方法をとりロブショットを打った。ところが、彼女のショットは木にあたっただけでなく、しばらく落ちてこなかった。彼女のキャディであるジェイソン・ハミルトンはボールを救済しようと、他の選手のキャディに抱えてもらって手を伸ばした。3、4分木の枝を揺らしたものの、ボールは落ちてはこず、トリプルボギーとなってしまった。15番でも池に入れてしまい、ダブルボギー。2アンダーから3オーバーに落としてしまった。先週の勝利から一転、残念ながら4オーバーの75でフィニッシュした。
 「あの2ホールで5オーバー。どうしようもないわ。」コは言った。「木の上を越えようとしたの。でもそこで木のどこかに行ってしまうなんて想像もしていなかった。最近、予期せぬことが起こるの。しょうがないわ。次のホールではティショットがよくなかったわね。池を越えようとラフから打つのは大変よね。あそこでは最悪な状況に陥ったわ。あの2ホールが本当に大変だった。」
 しかし、コはキャディの機敏さに感動していた。「彼があんなに木登りが上手なんて知らなかった。小学校で木登りしていたに違いないわね。」コは語った。「でもかなり前に似たようなことがあったの。キャディが、私をサポートしてくれて、私のために最善をつくしてくれるというのを、改めて知れるのはうれしいわ。でもいつの日か、彼が木に登らなくてすむように頑張らないとね。」
 ハミルトンは木に登った時、焦ったようだ。他のキャディが抱えて持ち上げてくれたが、それが想像していたよりも高かったので、どうやって降りようかと思ったのだ。一瞬下を見て、彼は飛び降りた。そうして怪我なくなんとか生還したのだった。「ちょっとひやっとしたよ。上に登る時、降りることを考えてなかったんだ。飛び降りる時、考えないといけなかったけどね。」以前に一度だけ、選手が木に打ち込んでボールが落ちてこなかったことがあったという。それはパームスプリングでのことだったが、ヤシの木がとげとげだったので登らなかったと言う。
 「あんなに高く登ったことはないよ。」ハミルトンは笑いながら言った。「僕にとって新記録だね。木を登るには年をとりすぎているかな。落ちたくなかったからしっかりつかまっていたよ。」
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