「他の選手の模範」「存在が重要」 澤穂希、世界初6度目のW杯へ

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 日本女子代表(なでしこジャパン)の佐々木則夫監督は1日、6月にカナダで開催される女子W杯に向けた代表メンバー23名を発表した。アルガルベ杯ではメンバーを外れていたMF澤穂希がメンバーに復帰。男女を通じて世界初となる6大会連続6度目のW杯出場を決めた。

「10番、澤穂希」。佐々木監督が読み上げた瞬間、この日一番のフラッシュがたかれ、パソコンを叩く音が会場に鳴り響いた。

 澤はW杯イヤー初陣となった3月のアルガルベ杯を戦ったなでしこジャパンのメンバーから外れていた。しかし、その後開幕したなでしこリーグでは、開幕から5試合連続でフル出場。2ゴールを挙げるなど好調を続けており、無傷の5連勝で首位を走るINAC神戸を牽引している。

 質疑応答が始まると、やはり佐々木監督には澤選出への質問が集中した。だが指揮官は徹底して現在のパフォーマンスを重視して選考したことを強調。「今のなでしこジャパンに必要なメンバー」と絶大な信頼を語った。

「アルガルベ杯でもつれていきたかったが、故障明けということでコンディション面が整っていなかった。今現在、INAC神戸でのパフォーマンス、集中力、そしてチーム内で誰よりも体を張っている。小手先だけでなく、90分間集中して戦う姿勢は他の選手の模範になる。まだまだ彼女の背中を見てという部分がある。必ずレギュラーというわけではないが、今のなでしこジャパンには必要なメンバー。決して、経験だけを重視した訳ではありません」

 澤は現在、日本代表通算197試合に出場している。W杯での区切りの200試合出場に期待がかかる。期間中の話題に事欠かないことは間違いない。キャプテンはMF宮間あやに任せる予定でいるが、佐々木監督は「澤の存在は重要になってくる」と最後まで存在の大きさを強調していた。

(取材・文 児玉幸洋)


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