30日放送、テレビ朝日「アメトーーク!」では「スポーツ新聞芸人」と題し、スポーツ新聞を愛読する芸人達が大集合。贔屓のスポーツ紙やその魅力をアピールした。

すると「プロレスが載っているから」として日刊スポーツを愛読するタレント・勝俣州和は故・橋本真也さんとの思い出話を語った。

それは1997年4月のこと。柔道家からプロレスラー(当時はプロ格闘家)に転身した小川直也を迎え撃った橋本さんはこの大一番で完敗を喫してしまったのだ。

「僕が一番思い出に残っているのは、橋本真也」といって当時の日刊スポーツの一面を掲げた勝俣は「小川にボコボコにされて橋本が一人ぼっちになっちゃった」と切り出した。東京ドームという大舞台で外敵に敗れた橋本さんにファンの落胆も大きく、勝俣曰く「家の車にバカとか死ねとか書かれた」というほどだったという。

それでも、5月の再戦で橋本さんは小川へのリベンジに成功、勝俣は当時を振り返って「僕は橋本が破れてから5月まで毎日橋本に電話してて。5月の再起戦になって“勝ったら一緒に飲もう”って。で、勝ったんで大阪で橋本と飲んだ」と話した。

悔しい敗戦やファンのバッシングを乗り越えた橋本さんと喜びを分かち合えると思ったのだろう。勝俣は「試合のことも振り返りたいじゃないですか?」と語ったものの、実際には「俺はその時、雛形あきこと番組やってたんです。それを(橋本さんが)ずっと観てたらしくて、“かっちゃん、雛形に会わせて”って。俺の理想のおっぱいは雛形なんだって」と懇願されたという。

“破壊王”と呼ばれた豪快な橋本さんならではのエピソード――、勝俣は「感動を返せ、橋本」とどこか嬉しそうに大声を挙げた。