ネパールの被災地に通信を:リュックで運ぶ「電話ネットワーク」

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ヴォーダフォン財団はネパールの被災地で、リュックサックに入れて運べる「電話ネットワーク」を展開している。設置はわずか10分。被災した人々が、最愛の人に無事を伝えることを可能にする。

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4月25日(現地時間)にネパールで発生した地震被害に対応するために、ヴォーダフォン財団は、リュックサックに入れて運べる電話ネットワーク「Instant Network Mini」をカトマンズで展開している。

Instant Network Miniが災害に対応するために展開されたのは、今回が初めて。わずか10分で設置でき、同時に5人のユーザーを通信ネットワークに接続させることが可能だ。リュックサックの重さは11kgなので、車が入れないような場所にも徒歩で運ぶことができる。

Instant Network Miniチームは、現地のオペレーターとともにモバイル通信の復旧を目指しつつ、人々が最愛の人たちに自分が無事であることを伝えられるように活動している。

通信インフラの損傷がどれくらいの規模なのかはまだ十分に把握されていないが、彼らは渓谷で、人道支援組織「Telecoms Sans Frontieres」(国境のない電話通信)とともに、Instant Network Miniを最もそれを必要とする地域に展開していくことになる。

Instant Network Miniが発表されたのは2014年2月。ヴォーダフォンの慈善部門が、通信が整備されていない地域に通信機能を実現するために構築したネットワーク・ソリューションだ。

運搬に4つのスーツケースが必要な「Instant Network」というものもあり、これは2013年のスーパー台風「ハイエン」(平成25年台風第30号)の際にフィリピンに設置され、29日間で443,000回の通話と140万件のメール送信を可能にしている。

ヴォーダフォン財団が自然災害に対応するのは、この2カ月の間で今回が2度目だ。今年3月にもバヌアツに被害を与えた「サイクロン・パム」に対応して、Instant Networkを設置している。

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