<資料>
 日本のゴールデンウィーク(GW)には、一頃「円高パニック」の記憶が強いことがあった。それは2010年5月6日の影響が大きかっただろう。

 この日のドル/円は94円手前から一時88円割れへ最大で約6円、6%以上のドル急落となった。ちなみに、最近に当てはめると、119円程度で推移していたドル/円が、一気に112円割れになった計算だ。

 翌2011年も5月5日に1円以上のドル急落、円急騰が起こったことから、GWの「円高パニック」の印象はより強くなったと考えられる。ただその後、2012-2014年はGWに極端な円高は起こらなかった。では、今年のGWはどうか。2010年ほどはともかく、2011年以来4年ぶりにGWに円高の荒れ相場になる可能性はあるか。

 2010年の円高パニックはCFTC統計の円売り越しが6万枚以上といった具合に、当時としてはかなり円が売られ過ぎになっていたところで、GWの薄商いにその反動が一気に起こった影響が大きかっただろう<資料参照>。

※<資料>はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=37590

 この観点からすると、足元では円売り越しが1万枚まで縮小、決して円は売られ過ぎ懸念が強くない。2010年のGW「円高パニック」が起こった局面とは事情が異なるようだが、果たしてどうか?(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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